初夏の奥日光(クリンソウ)2017/06/03 21:08

千手ヶ浜の伊藤さんちで美しい花をつけていたクリンソウですが、この奥地では鹿除けのネットの中でしか花は見られないようでした。が・・・菖蒲ヶ浜まで戻り、竜頭の滝からバスに乗ろうとしたら、30分以上時間があるというわけで、仕方なくトコトコ歩いて下り始めました。途中、「さかなと森の観察園」という施設があって、遠足の小学生の団体が次々と吸い込まれるように入っていきます。施設を横目で見ながら、「魚は観察するもんじゃなくて食うものだし、森はそこらへんに腐るほどある」、とかなんとか考えながら歩いていたら、駐車場脇の空き地になにやらカラフルな花が・・・

クリンソウです。


しかもかなりたくさんの株があります。

竜頭の滝の下手なんで、その水が分岐してちょろちょろ流れているのかもしれません。程よい湿地になっているみたいです。

鹿もまだ気づいていないみたいだ。

日光から金精峠を越えて沼田まで通じている国道のすぐ脇ですよ。日本ロマンチック街道とか呼ぶらしい。国道120号。




夢中になって写真を撮っていたら、他にももう一組若いカップルが気づいたみたいで、歓声を上げながら写真を撮りまくっていました。



誰かが植えたものかもしれませんが、うまく育ってくれるといいですねぇ。






初夏の奥日光(中禅寺湖、大使館別荘)2017/06/03 22:19

気分を変えて遊覧船に乗ってみました。菖蒲ヶ浜から立木観音(中禅寺)まで30分ぐらい。湖を3/4周する感じです。ほぼ湖の周囲に沿って左回りに進んでいきます。歩くと2時間ぐらいかかる千手ヶ浜までほんの数分でした。


菖蒲ヶ浜の船着き場付近の植え込み


これは、ただの桜草?

中禅寺湖の南岸西寄りに八丁出島という半島があります。秋の紅葉はみごとだという話です。


上野島。季節なので釣り人います。

船から見ると立派な建物が2つ。これがイタリア大使館別荘跡。

それからイギリス大使館別荘跡。

とりあえず湖の南岸の名所、立木観音で船を下りました。立木観音というのは中禅寺というお寺らしい。「ナンタラカンタラの天女像」を公開中とかいう話ですが、それほど見たいわけでもなかったので素通り。

正面のお山は男体山。


先ほどの八丁出島の方に向かってブラブラ歩いてみました。

イギリス大使館の別荘。木造二階建て。外から見ると、和風建築の中に洋風の家具調度をしつらえたみたいです。



それからイタリア大使館別荘跡。これもほとんど同じような作りです。中に入るだけで200円も取るっていうんで、外からぐるっと回ってみましたが、まあ、ロケーションとしては申し分ないのかもしれません。言ってみれば「レマン湖のほとり」みたいな感じ。でも開口部が北向きなんですよねぇ。

中禅寺湖越しに遠く見えるのは、たぶん白根山だと思います。

イタリア大使館別荘の敷地にクリンソウが一株咲いていました。

中禅寺湖畔には今でも使われている大使館別荘もありました。

フランス大使館


見るからに窓の大きな和風の建物です。

遊覧船の前を横切る「おまるボート」。

Rhythm&Baroque 1hライブ 寺村朋子+飯塚直2017/06/04 18:06

ホントに久しぶりにチェンバロの寺村さんとリコーダー+パーカツの飯塚さんのコンビを聴いてきました。昨日に引き続き中丸町のSpace 1F。このコンビ、以前からちょっと面白い「ごちゃ混ぜ」のプログラムを試行していたんですが、今回はかなり充実した内容になっていました。チェンバロがゆったりしたテンポでグリーンスリーブスを弾き始め、やがてリコーダーが寄り添うようにメロディーを奏でます。いつしか「朧月夜」になって静かに終わる。まあ、こんな工夫が随所にみられました。お次は飯塚も寺村もお得意のルネサンスのダンスミュージック、荘重なパヴァーンに続いて軽快なブランル。でもブランルにもいろんなリズムがある。そんなところを飯塚のパーカツが生き生きと表現していました。それに続いて、現代音楽家とまごうようなゴシックのメロディー。ちょっと尺八の音色を彷彿とさせるところもあって、なかなか趣がありました。

それからグリーグの叙情小曲集から有名どころを何曲か。ピアノで弾くと叙情が先立つんですが、チェンバロとリコーダーって組み合わせでメロディーとハーモニーの絶妙なコンビネーションが生き生きと表現されていたと思います。飯塚のリコーダーは重音奏法やフラッターなどの技法を極自然に利用して、効果を上げていました。寺村のチェンバロも音色の変化、音量の変化など、すばらしいグリーグを聴かせてくれました。

そしてバロック、コレッリのフォリア。ベッリンザーニとどう違うのかよくわかりませんが、この演奏も手練手管の限りを尽くして、最後はパーカツまで登場して、フラメンコの雰囲気ムンムンでございました。

それからよく知らない作曲家の「道化」という作品。ピエロ、アルレッキーノ、コロンビーヌ・・・といったコメディア・デラルテの面々が登場して、一曲ずつ披露するという趣向。性格描写が面白かった。

寺村のソロで、バッハのプレリュード。これもゆったりとした中に、芯の通った音楽が聞こえて、なかなか豊穣な演奏でした。最後にバルトークの「ルーマニア民族舞曲」。あの「まあ、何ということでしょう!」でお馴染みの曲集ですが、リコーダーとチェンバロのちょっと古風な味付けと、そして何よりも2人の演奏者のインティメイトな音楽的対話が絶妙な楽興の時を紡ぎ出してくれました。日曜日の心地よい昼下がりの音楽会でした。

昨日桒形が弾いた楽器はコルマールのリュッカース、プティラヴァルマンでしたが、今日のチェンバロはスコヴロネック作のデュルケン。なかなかすっきりとした味わいでした。

日光東照宮2017/06/04 19:09

奥日光で数日過ごす間に季節が進んだみたいです。
窓の外の緑がちょっと濃くなったかな。

ツツジの花がどんどん咲き進んでいます。


日光を見ずして結構と言う勿れ。陳腐な言葉ではありますが、デデちゃんは日光の東照宮を見たことがあるはずだけど、全然記憶にない。小学生の子ども達でごった返している日光ですが、子どもの頃の記憶ってほとんど残っていないもんですねぇ。

東照宮ということなら久能山の東照宮のほうが記憶にあります。あちらは家康の墓がある東照宮です。これも小学生のころ登ったんだと思いますが、何と言ったらいいのか、ゴチャゴチャして下品な建物だなぁって記憶しています。京都の二条城なんかも同類ですが、どうも徳川の趣味は何と言ったよろしいのか・・・品がない!

今回修理だか改修だかが終わって、きれいになったという話なので、「日光・結構」を体験するために、帰りの電車に乗る前、1時間ほど見てきました。

これを見ればほぼ東照宮に来た目的は達せられたようなもの。

確か京都のいくつかの寺社にも左甚五郎の作とされる彫り物があるらしい。でも日光のこれって名作なの? 国宝だそうですが。

猫の裏でスズメが遊んでいるのは、平和の象徴って言われますね。

猫好きでもこれを「かわいい」っていう人に会ったことがない。

「ん?」 シックス・パック

「あっ!」

お猿さん。最近の日光では邪魔者扱いですが、これはインド起源らしい?

ちょっと天気も悪かったんですが、お客さんは少なかったです。まあ、一日の中でも混んだり空いたりを繰り返しているみたいですが。

神社で拝観料を取るところは京都でも珍しいんじゃないかな。ここは入場料1300円也。いいお値段です。まあ、「結構」と言うための、一生に一度のお布施。


ドラゴン

エレファント



これもドラゴン

「うん」

「あ」

白オイラン。ステキなネイルに、ステキな金歯。


謹んで訂正いたします。オイランじゃなくて正しくはライオンです。


バラの季節は終了2017/06/05 20:06

日光から帰ってきたらバラはすっかり終わっていました。5月末から6月初めにかけて気温が30℃を越える越える日が続きましたが、この2〜3日は落ち着いて、最高気温は25〜26℃ぐらい。今日は夕立があって、現在の気温は18℃ぐらいです。東京は木曜(8日)ぐらいから梅雨に入るんだそうだ。

春のバラの狂乱が終わって、落ち着いた庭になっています。

今年は芝生の仕上がりが遅かったんですが、現在はまずまずの状態です。

つるバラのスペクトラの2番花が咲いています。



芳純はまだ1番花を引きずっている感じかな。というのか、これは年がら年中花を付けているバラです。


ラ・フランスは2番花です。


夏の花、ダリアが咲き始めました。


冬の花がそろそろ終わりを迎えています。どんどん抜いているんですが、毎日45リットルのゴミ袋が一杯になります。

お投げ入れ花壇だったあたりもすっかり地味になっちゃいました。

冬の花を抜くと夏の花が現れます。

バーベナ

花壇ではカワラナデシコが満開です。









ストケシア



モーツァルトの弦楽四重奏曲第17番 K.458 『狩り』。極めつけイタリア四重奏団です。