リヒャルト・シュトラウス『エレクトラ』@新国立劇場 ― 2026/07/03 14:20
ピットを斜め上から覗き込むような席だったんですが、オケの人数が116人必要だそうで、かなり広いピットのはずなのに、オケのメンバーがぎっしり詰まっておりました。クラリネット属が8人とか、ヴァイオリンが第3ヴァイオリンまであって8人ずつ、ヴィオラは第3ヴィオラまであって6人ずつとか、すさまじい響がしておりました。これよりデカい編成というと、若杉が振った『軍人たち(Soldaten)』かな。リハーサル室まで楽員が詰まって、PAでホールに流していたらしい。
おなじみ血で血を洗う復讐劇。トロイ戦争に出陣するミュケーナイの王アガメムノン。「今は漕ぎいでな」とはならず、逆風で月待ち。娘のイピゲネイアを生贄としてアルテミスに捧げれば、万事解決するとの予言を受け、逡巡した挙句娘を殺害してトロイに向かった。それから10年、「わが軍勝てり」の松明の知らせが届きます。トロイからギリシャ本土までは500キロぐらい離れているのかな。松明の明かりをリレーして一晩で届いたと言われています。アガメムノンの妻クリテムネストラは娘イピゲネイア殺害の恨みを抱き、情夫のエギストと協力して帰国した王を風呂場で殺害。ここまでが幕が上る前までのお話。
あらすじは上記のサイトに任せるとして、舞台の前面に黒いペラペラの紗幕がかかっていて、手前からライトを当てると中が見えるといった様子。最初に侍女のアンサンブルが猛烈に響き渡って、ヘェ〜こんなに声が出てるのってびっくり。やがてエレクトラが一人寂しく登場し、父アガメムノンの殺害の場面を物語り、いずれ復讐を遂げるぞと誓います。エレクトラはアイレ・アッソーニというエストニアのソプラノでしたが、116人のオーケストラを突き抜けて、ホール中に響き渡る強い声の持ち主。やがて妹のクリソテミスが登場。妹の方は、復讐の念はあまり強くなく、子供を生んで育てたいなんてなことを申しておりますが、このノルウェイのヘドヴィグ・ハウゲルドという人も、アイレ・アッソーニに負けず劣らすドラマチック。
クリテムネストラは藤村実穂子が歌っておりました。もう60歳なんですねぇ。指環のチクルスで歌っていた頃は、ちょっと声が固くて、ヴィブラートきつめかなってあまり好きな歌手じゃなかったんですが、年とともに声が柔らかくなってクリテムネストラにピッタリ。クリテムネストラがエレクトラに夜は悪夢を見て眠れないとこぼすと、エレクトラはお前の血が流されなければならないと、母親を一層怖がらせます。ここらへんのやり取りも演技もお見事。
エレクトラの味方、弟のオレストが亡くなったという誤報が入ってきて、エレクトラは自分で復讐を成し遂げると誓い、クリソテミスも復讐に引きずり込もうとしますが、妹は乗り気じゃない。このあたりのクリソテミスの瑞々しくも強い歌声はよかったなぁ。
見知らぬ男が現れ、それが死んだはずのオレストと知った時のエレクトラの喜び。そして母親殺害、情夫殺害と一気呵成に進んで、勝利のダンスを踊る狂乱の中で、エレクトラは倒れます。果たして興奮の中死んだのかそれとも気を失ったのか。
大野和士の指揮も見事だったし、それに応えたオケの面々も素晴らしかったですねぇ。歌手陣も完璧。全体に緊張感の持続と瞬間への没入は凄まじいものでした。演出は…まあ、音楽を邪魔しなかっただけマシだったのかな。衣装はそれなりに納得がいったけど、ブランコやらシャンデリアやら白塗り暗黒舞踏のようなピエロやら、違和感はたっぷりてんこ盛り。
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昨日は結構降りました。40ミリ近く降ったかな。幸いなことに、二国の行き帰りは傘が必要なかった。今朝も4ミリほど降ったみたい。今日はちょっとムッとする陽気。湿度が高いですねぇ。気温も夏日まで上がりました。
パレード
ドゥフトゴルト
クリムゾン・グローリー
イエロー・シンプリシティ
サルスベリ
つるバラがちょっと賑やかです。
芝生は水をたっぷり吸って機嫌がよさそうです。
台風一過 ― 2026/06/04 12:46
6月に台風がやってくるのも珍しいですが、昨日の午前中は大雨でした。降り始めからの総雨量は184.5ミリ。今日もスッキリしない空模様です。
台風は通過しても、スッキリ晴れません。
ツワブキの葉っぱがやけに大きくなっています。
桔梗の蕾が出てきました。
バラの季節が終わって、しばらくは静かな庭になっています。
ナデシコも終わりかけています。
芝生の種を蒔いた箇所は1週間ぐらいは不織布をかけておきます。
ヘンデルのオペラ『セルセ』の中でペルシャ王クセルクセスが歌うアリア「オンブラ・マイ・フ」。プラタナスの優しい木陰を歌い上げているんですが、クセルクセスはこの後、ヨーロッパとアジアの間に船を並べて橋にして、ギリシャに攻め込むことになります。レア・デザンドレとアンサンブル・ジュピテルの演奏。
33.3℃ ― 2026/06/01 13:23
練馬で33.3℃、北の丸で31.7℃。快晴。
台風6号が沖縄付近にいて、明後日は東京で大雨になるんだそうだ。
ドゥフトヴォルケの2番花。
イエロー・シンプリシティ
パパメイアン
ヴィオリーナ
ナミアゲハ。白いナデシコに止まろうとするんですが、ナデシコが揺れるんで羽をバタバタやって、なかなか静止してくれない。
ヴェルディの『椿姫』から「乾杯の歌」。フェニーチェ座のニューイヤー・コンサートのようです。ヴィオレッタはフェデリカ・ロンバルディ、アルフレートがフレディ・デ・トマーゾ。ダニエル・ハーディング指揮のフェニーチェ座のオケと合唱団の演奏。確かこのオペラの初演もフェニーチェ座で、大失敗だったそうですねぇ。ほんとかどうかは知りませんが、初演時のヴィオレッタが最後胸を病んで死ぬにも関わらず、とんでもないデブだったんだとか。第1幕冒頭から乾杯の歌があって、「そは彼のひとか」、「花から花へ」と30分ほどの間に3つのアリアが連続するヴィオレッタは大変ですねぇ。
真夏日 ― 2026/05/29 15:02
この時間までの最高気温、練馬で32.3℃、北の丸で31.6℃。曇っているんですが、湿度30%でカラッとした暑さではあります。
スペクトラ
マリーゴールドが咲き始めました。
芳純の2番花
パパメイアン
ナデシコはまだ咲き続けています。芝生のハゲたあたりは来週の火曜(6/2)に追い蒔きしようと考えています。
赤いパパメイアン、ピンクのラ・フランス
ヴェルディの『ナブッコ』第3幕第2場から、ヘブライ人の合唱「行け、我が想いよ、金色の翼に乗って」。旧約聖書のネブカドネザル2世による「バビロン捕囚」の故事を描いたオペラですが、現在のイスラエルの無慈悲横暴な所業を目の当たりにして、一概に両手を上げて音楽を賛美する気にはなれませんなぁ。初演時にはオーストリアからの独立の機運が高まっていたといった事情があったようですが、だからといって「ヨルダンの河岸に挨拶を、そして破壊されたシオンの塔にも…」というシオニスト的な歌詞を現代の人々が容認できるものでもないでしょう。ジェームズ・コンロン指揮のフェニーチェ座のオケと合唱。
はっきりしない天気 ― 2026/05/28 13:43
このところスッキリとした晴れはほとんどなくて、曇天が続いています。それでも気温はすでに28.5℃まで上がって、湿度もかなり高いようです。いやな季節ですねぇ。
スペクトラの2番花が見頃になっています。
ナデシコは満開を過ぎたところ。
トリテレイア
ピンクのラ・フランス、赤いパパメイアン。
ここの芝生が薄いところなんですが、来週あたり雨が続く予報が出ているんで、思い切って芝生の種を蒔こうかと思っています。うまくいく可能性は限りなく低いとは思いますが…
桔梗がバラの背丈に迫ってきました。
今日もこんな空模様です。
ワーグナーの『タンホイザー』から大行進曲「歌の殿堂を讃えよ」。ナポリのサン・カルロ劇場のライブらしい。グスタフ・クーンの指揮。この頃クーンはナポリでワーグナーを色々振っていたらしいですね。『指環』の全曲なんてCDも出ていました。日本でもお馴染みの指揮者でしたが、MeToo運動のやり玉に上がって、それ以降どうなっちゃったのかな。





































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