カンブルラン指揮の読響 『火の鳥』ほか2016/06/18 21:50

今日(18日)は池袋の芸術劇場で読響を聞いてきました。最寄りの観測地点では13時50分に最高気温35.2℃。汗をかかないように地下道を通って直接ホールの中に入ったんで、外気がどうなっていたのかはよくわかりませんが、狂気の沙汰でございます。

目玉はストラヴィンスキーの『火の鳥』組曲。先月だったかな、いや、4月でした、ロト指揮の都響で聞いたばかりですが、今回は組曲版でバレエ全曲版とは異なりますが、耳には馴染んでいるバージョン。いやあ暑い最中に気分がすっきりする快演。魔王の踊りからフィナーレにかけての盛り上がりは圧倒的でした。

前半最初にストラヴィンスキーの『管弦楽のために4つの練習曲』という珍しい奴をやりましたが、うん確かに習作だな。1曲目のダンスではフルートとティンパニで祭り囃子のような雰囲気を出していました。4曲目の「マドリード」だけはある程度まともに聞ける曲だったかなぁ。でも演奏会で取り上げるようなものだろうか? 前半にはハビエル・ベリアネスという人がベートーヴェンのピアノコンチェルト5番を弾きました。

後半の最初にはベートーヴェンのバレエ音楽『プロメテウスの創造物』から3曲ほどが演奏されました。「フィナーレ」ってやつは3番交響曲のメロディーが出てくるんですが、やっぱり若書きだねぇ。ピアノトリオとか7重奏とかを書いていた頃の、爽やかなベートーヴェンの音楽。ひたすら軽快で自己主張のない爽快感たっぷりなベートーヴェンでした。2曲目だったかやけにきれいなハープの分散和音が響いてきて、さらにフルートのソロが乗っかってきて、まるでアルルの女かカルメンかって部分までありました。まあ面白いっちゃ面白いのかな。でも有料の音楽会で取り上げるような品物じゃない。クラシック音楽の歴史の中には、記録として残っていても、実際は誰も聞かない珍品がわんさかあるってことですね。


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上にも書きましたが、本日の最高気温は35℃を超えました。午前中に庭の手入れをして、たっぷりと水を撒きましたが、あまりにも強烈な日差しで肌がジリジリと焼けていくのが感じられました。サングラスをすると多少目は楽なんですが、日陰の雑草が目に入らなかったりで、なかなか面倒だ。





アンジェラの2番花

マルコ・ポーロ
縦に伸びるバラです。かなり短く剪定しても1m20cmぐらいまですぐに伸びてしまいます。


チャイナ・ドール


マーガレットの2番花


ドゥフトヴォルケはもう3番花です。

オールド・ブラッシュ

パパメイアン




グレース・ケリーに捧げられたバラ、プランセス・ド・モナコ

赤と白はモナコの国旗なんだそうですね。

楽園

楽園は3番花かな。奥はムーン・シャドウ、これも3番花

今日も空がきれいでした。


スペクトラ





なんか隠し撮りみたいな映像ですが、ツァハリアスの指揮でベートーヴェンの『プロメテウスの創造物』からフィナーレ。