ストラヴィンスキーの『プルチネッラ』2013/02/03 10:35

ぐんと春めいてきて、昨日は最高気温19℃まで上がったそうです。


フレグラント・アプリコット





ずいぶん日が延びてきました。




スペクトラ







今日はストラヴィンスキーの『プルチネッラ』。新古典主義的作風の名曲ですが、滅多に演奏されないし、バレエは見たことがない。プルチネッラってのはイタリアのコメディア・デラルテの道化師。コメディア・デラルテの登場人物ではアルレッキーノ(アルルカン、ハーレクイン)が有名ですが、このプルチネッラっていうやつは、イギリスでパンチ、日本でぽんちと呼ばれるようになったキャラ。

ロシア・バレエ団の主催者ディアギレフと振付師のレオニード・マシーンがイタリアの図書館で古い手稿譜なんかを引っかき回して、ペルゴレージの作品をいくつか発掘し、ストラヴィンスキーに大編成のオーケストラへのための作品に編曲を依頼。でも出来上がったのはバロック時代のコンチェルトグロッソのようなかわいらしい作品でした。音楽だけの演奏はたま〜〜〜〜にあります。抜粋ですがこんなような曲だってことで、ど〜ぞ。

実際の舞台はどうなんでしょうね。というわけで、ちょこっとだけ。当時のバレエ・リュスではかなり成功して、何度も再演されたそうです。舞台のセットと衣装はパブロ・ピカソが担当。

パート2以下も転がっていますから興味のある方はご覧ください。