三大バレエ ― 2013/02/01 15:15
このところめっきり暖かくなってきました。今日は12℃を超えたみたい。明日は最高気温が19℃になるんだとか…
今日はエアチャイナがきれいな飛行機雲を引いて飛んでいきました。
旅の道連れはいつものANAさん。並んで飛んでいるのに、こちらは飛行機雲ができていませんねぇ。
レディ・ヒリンドンが最後の力を振り絞って咲いています。
ピンクのはザ・マッカートニー・ローズ
風が強いんで、花びらはカサカサになっています。
小出しにするのも面倒なので、ストラヴィンスキーの三大バレエ一気に行きます。まず『火の鳥』。マリインスキー・バレエ。ゲルギエフがバレエを振ると、ダンサーはすごく踊りにくいんだとか。でもこれは比較的まともです。
次に『春の祭典』。これもマリインスキー・バレエ。これはかなり踊りにくそう。ただ春祭はこれ以外にはベジャールのビデオしかないみたいなので、そういった意味ではバレエ・リュスのニジンスキーの振り付けを伝える貴重な映像。
最後に『ペトルーシュカ』。ボリショイ・バレエのシリーズ。ちょっと映画風の作りですが、基本的にはフォーキンの振り付けによっているみたいです。
パリの『ペトルーシュカ』 ― 2013/02/02 13:19
今日は19℃になるんだとか。1時現在14℃ぐらいですが。夕べは雨が降るという予報でしたから、昨日は水を撒かなかったんですが・・・一滴も降らず。いわゆる「フルフル詐欺」というやつです。
今日はスペクトラ特集。寒空にすっくと立って咲いています。もう1ヶ月以上こんな感じ。
葉っぱをむしっちゃってるんで、ちょっと寂しい。
パリ・オペラ座の『ペトルーシュカ』がありました。日本でもNHKが放送したんじゃなかったかな? 映画ではなくて実際の舞台の中継です。
ストラヴィンスキーの『プルチネッラ』 ― 2013/02/03 10:35
ぐんと春めいてきて、昨日は最高気温19℃まで上がったそうです。
フレグラント・アプリコット
ずいぶん日が延びてきました。
スペクトラ
今日はストラヴィンスキーの『プルチネッラ』。新古典主義的作風の名曲ですが、滅多に演奏されないし、バレエは見たことがない。プルチネッラってのはイタリアのコメディア・デラルテの道化師。コメディア・デラルテの登場人物ではアルレッキーノ(アルルカン、ハーレクイン)が有名ですが、このプルチネッラっていうやつは、イギリスでパンチ、日本でぽんちと呼ばれるようになったキャラ。
ロシア・バレエ団の主催者ディアギレフと振付師のレオニード・マシーンがイタリアの図書館で古い手稿譜なんかを引っかき回して、ペルゴレージの作品をいくつか発掘し、ストラヴィンスキーに大編成のオーケストラへのための作品に編曲を依頼。でも出来上がったのはバロック時代のコンチェルトグロッソのようなかわいらしい作品でした。音楽だけの演奏はたま〜〜〜〜にあります。抜粋ですがこんなような曲だってことで、ど〜ぞ。
実際の舞台はどうなんでしょうね。というわけで、ちょこっとだけ。当時のバレエ・リュスではかなり成功して、何度も再演されたそうです。舞台のセットと衣装はパブロ・ピカソが担当。
パート2以下も転がっていますから興味のある方はご覧ください。
フルフル詐欺の朝 ― 2013/02/07 22:26
一昨日からの大雪予想はみごとに外れて、今日はいい天気。雪はどこに積もったんでしょうねぇ?
なんかこのところ下駄屋の予想の外しっぷりが豪快だ。
もう少しまともに予想できるやつはいないものか。
オレンジ・マザーズデイはずいぶん色褪せてきました。
たぶん最後のブルームーン。
枝先に残ったスペクトラ
久しぶりに今日はダルシマー。1月の19日に取り上げた「ティンパノン」という人形が弾いている楽器。チェンバロ型のダルシマーですが、本当に存在したんでしょうかねぇ? 縦に弦が張ってあると演奏しにくいんじゃないかなぁなんて思ったりもするんですが。
それはさておき、久々にダルシマーの豊かな響きを味わってください。
ダンパーが付いていない楽器なんで音がよく伸びること。
中世のダルシマーだと言っている演奏。
サルテリオ、プサルテリウム、etc. ― 2013/02/08 17:39
北風がビュービュー吹いて、寒い寒い一日でした。つい数日前に春が始まったとはとても思えない天気ですニャー。
2週間ぐらい前に植えたヒナソウ。はかなげな花です。
ラ・フランス。今年はしぶとく咲いています。
こっちのつぼみまで開くつもりかも。
やや水気が抜けていますが、ザ・マッカートニー・ローズとレディ・ヒリンドンは花盛りです。
最後の楽園。映画のタイトルみたいだ。
スペクトラ
イエロー・シンプリシティ
一般的にはバチで叩くのをダルシマーとかツィンバロンと呼ぶのに対して、箏や琴のように爪弾く系統の楽器をサルテリオとかプサルテリウム・・・(ここらへんの表記に関してはほとんど無数と言ってよいほどヴァリアントが存在します)と呼ぶことにします。日本や中国のものは付け爪で弾く、いわゆるピック(プレクトラム)弾きですが、ヨーロッパのはどうなのかな。まずアントン・カラスのツィター。
右手の親指だけ琴爪をしていますねぇ。左手は大正琴やハワイアンのスチールギターのような使い方を
しています。メロディーをもっぱら右手の親指だけで弾く演奏は、日本の箏と同じです。もう一つツィターが登場する『ウィーンの森の物語』。
さてサルテリオです。前にも紹介した名人ベゴーニャ・オラビデ。カルロス・パニアグア夫人です。もちろん楽器はカルロスが復元したもの。ビデオを見ていると、親指と中指でピックをつまんで弾いているように見えますが、どうでしょう? 左手はハーモニーを奏でるだけで、爪やピックは使っていないみたい。ずいぶん以前、実演を聞いたときには、日本の箏と同じく、右手の親指、人差し指、中指に、金属の付け爪をはめていたような気がしたんですが、いろんな奏法を試しているのかもしれません。
向かって左側の楽器はピック弾きのリュート、いわゆるアンダルシアのウード。右のはアラブのヴァイオリンでしょうか。アラブ音楽では、ごく普通のヴァイオリンを膝に乗せて演奏することも多いんですが。
最近のコメント