大野和士指揮の都響でリムスキー=コルサコフ、ボロディン他2018/04/19 18:02

今日(4月19日)は池袋の芸術劇場で大野指揮の都響を聞いてきました。平日のマチネです。やっぱりお客さんはご年配の方々が多少多めでしょうか。

まずリムスキー=コルサコフの序曲『ロシアの復活祭』。単旋律の聖歌のメロディに華やかなオーケストラの響きが重なり合い展開していきます。『シェヘラザード』程ではないにしろ、ヴァイオリンのすすり泣くソロが何度か繰り返されます。最後には畳みかけるようにワクワクするリズムが繰り返され、一大クライマックスを築きます。都響の澄んだアンサンブルと音色の変化はみごとでした。次にボロディンの『イーゴリ公』から「ダッタン人の娘達の踊り」と「ダッタン人の踊り」。オペラだと同じ第2幕のちょっと離れたところで演奏される二曲を続けて演奏しました。これは盛り上がりますねぇ。ポロヴェッツ人は騎馬民族で弓を武器としていましたから、オペラの舞台だと弓を持った兵士が踊ります。そんな情景を想像しながら楽しく聞かせてもらいました。

後半はチャイコフスキーの交響曲第3番「ポーランド」。やっぱり4,5,6番に比べると、1〜3番はちょっと求心力が弱い。緻密に書いてあるんでしょうが、あらゆる面で聞き手に対する訴求力が貧弱に感じられます。大野+都響の演奏は細部まで念入りに彫琢されていて、それは素晴らしいんですが、演奏の良さが作品の弱みまで補っていたかというと、そうはならない。なかなか難しいですね。何はともあれ、最後のポロネーズが堂々と圧倒的な迫力で鳴り渡って、メデタシ目出度し。


マリインスキー劇場の「ポロヴェッツ人の踊り」

ボリショイ劇場の「ポロヴェッツ人の踊り」


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今日は23℃近くまで気温が上がって、長袖ではちょっと暑いくらいでした。明日・明後日はもっと上がるんだそうだ。

本日はドピーカン



昨日たっぷり雨が降ったので、芝生が輝いて見えます。

花壇ではナデシコが目立ってきました。







ヴィオラもまだまだ頑張っています。

ケマンソウ(タイツリソウ)


ブルー・デイジー



薄紫と黄色のアイリスが咲き始めました。



オールド・ブラッシュの花がどんどん開いています。