新国立劇場 ヴェルディ『運命の力』2015/04/09 16:06

昨日4月8日は二国へ『運命の力』を見に出かけました。舞台写真、スタッフ&キャスト等々はこちら。

私は2階のA席を年間で予約しているんですが、今回の『運命の力』は初日からかなり評判が悪くて、実際に席に着くと目の前の列も、その前の列も空席が目立ちます。最前列までガラガラなのに、年間前払いで買うと5列しかない2階席の何と4列目。つまり年間予約で買うととんでもなく悪い席が割り当てられるわけです。がらがらの客席で雨宿りの後ろから2列目に座らされるわけです。年間会員にクズの席を割り当てた後、一般販売によりましな席を出しているわけ。つまり年間セットでは買うなということです。問い合わせもして、まさにそのような売り方をしているんだということがわかりました。年間セットは絶対に買ってはいけないということのようです。「あてがわれた席が嫌なら、金を払って別の席を買え」と担当者に言われました。それに今年は賛助会員なんてのになって多少は寄付をしてやってもいいかななんて、ちらっと思ったりもしたんですが、もってのほか。これじゃ金をドブに捨てるようなもんですね。

確かに前評判通り、酷い公演。10年ぐらい前にもこの舞台を見ている筈なんですが、まるで覚えてない。「パーチェ・パーチェ」だけかろうじてちょっと記憶に残っているかなぁ。舞台は確かに見ていられない。なんでこんなものを再演にかけたのか、当事者の知能を疑うばかり。要するに二国の担当者は馬鹿だね。歌手と合唱は頑張っていたと思う。でも指揮者がとんでもなく無能。確かに台本がほころびだらけで、どうしようもない作品であるのは確かだけど、あれだけの出演者を得たんなら、もうちょっと音楽だけでも聴かせる努力があってもよかったのではないだろうか。前半だけ聞いて帰ってきました。バレエもそうですが、もう二度と年間セットでは買わないんで、この手の奴は見ないで済みます。なんか返って気分が清清しました。




4月8日はお釈迦様の誕生日、花祭り。花祭りと言えば「甘茶」。甘茶と言えば「かっぽれ」。なんか連想ゲームのようですが、最近かっぽれって見なくなりましたねぇ。寄席に行けば落語家が踊っていたし、団十郎だっけ、歌舞伎役者なんかも踊っていたって話は聞くんだが・・・

男が踊るとしりっぱしょり。

かっぽれの原型、住吉踊り。志ん朝が座長ですが、口上の中で雷門助六から伝わったと言ってます。


冷たい雨やみぞれが降った昨日とは一変、今日はいい天気。



芝生もそこそこ緑に見えるようになってきました。

マーガレットが満開


ヴェロニカも満開です


タイツリソウ(ケマンソウ)もどんどん花が開いています。



カロライナ・ジャスミン



ちゃんと肥料をやるとよく咲くんですねぇ。

モミジの新芽




オールド・ブラッシュ(夏の名残のバラ)、一年中咲いています。


バラの新芽が逆光に輝いていました。


ツツジが咲き始めました。




ラモーの『カストルとポリュックス』から。ムシクエテルナとクルレンツィスのホームグラウンド、ペルミ劇場での演奏。最初はノヴォシビルスクで凄いオペラをやっているっていう話だったんですが、少しだけモスクワに近づきました。居心地の良さそうな、小さな小屋みたいです。ここが今世界のオペラ界注目の劇場。