ゲルギエフ指揮 マリインスキー @所沢ミューズ ― 2017/12/10 12:19
昨日(12月9日)は所沢まで出かけてマリインスキー劇場のオケを聞いてきました。暖かい日差しが降り注ぐ土曜の午後とあって、航空公園はかなりの人出。今年はちょっと寒さが早かったせいか、公園のケヤキ、イチョウ、モミジなどはもうすっかり落ちていました。
まず1曲目はデュティユーの「メタボール」。文字通りメタボリックなんでしょうね。オケの様々な楽器の変遷、代謝とでも言ったらいいのかな。バロック風に言えばトッカータ。要するに「今日も楽器がちゃんと鳴ってます」ってのを確かめるような音楽。面白いとかナントカって言うより、オケの機能を測るような感じかな。マリインスキー劇場のオケはホントに久しぶりに聞いたんですが、うん、以前に比べてずいぶん洗練されてきたような気がしました。2曲目は庄司紗矢香のソロでチャイコフスキーのコンチェルト。これも面白いとか何とか言うものじゃなくて、限りなく安定した演奏。リハーサル通りにやってますって感じで、究極のルーティーン。オケも月並みにやってました。
前半はやや食い足りない音楽でしたが、後半は打って変わってすばらしい音楽を披露してくれました。まず『パルジファル』第1幕への前奏曲。劇場のオケですから手慣れたもんなんでしょうが、ブラスの美しさは特筆もの。木管楽器のバランス、弦の洗練された響き、まさにワーグナーはこうやるんだよって手本のように響いていました。10年ぐらい前にやった『指環』のチクルスではやや荒くて粗雑な響きもしていましたが、この間にオケ全体がぐっと洗練されたような気がしました。この日のメインディッシュは『展覧会の絵』。自家薬籠中の一品なんでしょう。ゲルギエフは暗譜で振っていました。トランペットが抜群の切れ味を聞かせてくれました。テューバのソロも良かったねぇ。ひよこの踊りあたりから木管のアンサンブルも見事。そして大門のラスト、このすばらしいホールの響きを確認するかのようにタメにためて雄大なフィナーレを築き上げました。クリスマス・シーズンを意図したのか、アンコールは「花のワルツ」。もし本物のバレエだったらものすごく踊りにくかったでしょうが、いやあ盛り上がりました。
マリインスキー・バレエで「花のワルツ」。2012年の収録らしい。残念ながらゲルギエフの指揮じゃなさそうですが・・・
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今日は最低気温2.6℃。昼現在10℃ぐらいです。
今日もドピーカン
モミジがかなり寂しくなってきました。
1日でかなり散りました。
正面のコニファーが少しくすんだ冬の色になってきました。
アンジェラ
アンナプルナ
ドリフト・ローズ
フレグラント・アプリコット
ラ・フランス
ザ・マッカートニー・ローズ
最後に残ったハゼノキの葉っぱ
マツムシソウ
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