新国立劇場:ヴェルディ『リゴレット』 ― 2013/10/16 21:32
昨日の午後から降り始めた台風による雨は、今朝方上がりましたが、合計で200ミリぐらい降ったみたいです。台風本体は
房総半島沖を北上していきました。伊豆大島でかなり大きな災害が起きているみたいです。
台風の雨が止んだあと、11時頃の屋上の様子です。
ざっと見たところさほど大きな被害はなかったみたい。
庭全体、潤った感じがします。
こういうのは仕方ないですねぇ。
散らずに頑張っていたやつも。
午後3時頃もう一度屋上に上がってみたら、青空が広がっていました。
新演出だそうで、舞台写真でご堪能ください。歌手は小粒揃い。宮廷じゃなくてシティホテルの中で全てが完結しているんだそうで、公爵も、リゴレットも、スパラフチレもみんなこのホテルの住人という設定。廷臣達がジルダを拉致るところでは、わざわざ梯子をかけて、そこに乗って足踏みをして時間を稼いでいます。
まあ、要するに演出がヴェルディの音楽を完膚無きまでに殺戮した現場に立ち会ったわけですが、小粒揃いの歌手達はそれなりに頑張っていたと思います。でもまるで学芸会だね。金取って見せる舞台じゃない。塩抜き3回、茹でてあく抜き、干してカラカラになったヴェルディの音楽を聞かせてくれた指揮者には、ちょっと開いた口がふさがらない。
1幕は基本的に寝て、時々起きて居眠りをしていましたが、2幕目も見たら絶対にいびきをかく自信があったので、帰ってきました。もう二度とこのプロダクションは掛からないとは思いますが、この演出家、例の汚らしいヴォツェックの舞台も作った人物らしい。気づいていたらチケットを買わなかったのにと、かなり後悔しています。
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