トルコ行進曲、ジェッディン・デデンとか『阿修羅のごとく』2013/10/29 21:09

天気の予想が大はずれで、雨が降ったり止んだりの一日。写真は先週の台風前に撮ったものです。

アンナプルナ

姿形、色合いもいいんですが、香りも絶品のバラ。

アリスター・ステラ・グレイ

クリムゾン・グローリー


第二次世界大戦中、イギリスでは敵性のビールとかドイツ由来の物品や言葉が禁止されたんですが、このバラだけはコルデスが作出したものであるにもかかわらず、当局のお目こぼしに与ったと言われています。色合い、姿、形、そして忘れられない香りと、あらゆる点で完成されたバラです。パパメイアンに比べると花はやや小さめですが、数は遙かに多く咲きます。



シャルル・ドゴール

これも花付きがいいバラです。


ドゥフトゴルト(黄金香)

今年の新人ですが、秋になって花がよく付いています。

ドゥフトヴォルケ(香雲)


ピンクのミニが咲いています。

フレグラント・アプリコット

芳純

インカ、これは香りがありません。この形と色で、香りがよかったらパーフェクトなんですが。

プランセス・ド・モナコ

今年の新人。春はイマイチだったんですが、秋になって実力を遺憾なく発揮しています。






今日と明日はトルコ行進曲のお話。オスマントルコは13世紀に建国、1922年滅亡。その間、イスラム諸国だけじゃなくてヨーロッパにもちょっかいを出し続けていました。ウィーンは1529年と1683年の二度にわたってトルコ軍に包囲され、陥落寸前まで追い込まれています。そんな強ぇ〜えトルコの軍楽隊の演奏で、『ジェッディン・デデン(祖先も祖父も…世界に冠たるトルコ軍)』

トルコの楽器でまず思い浮かべられるのがシンバル。これはもうトルコの特産品で、世界中のオーケストラでトルコ製が使われています。それに太鼓とチャルメラを加えたのが、トルコの軍楽隊の基本編成。第一次ウィーン包囲の頃のヨーロッパには、軍楽隊というものはなかったんだそうで、この珍奇な音楽に乗って攻め込まれた東ヨーロッパの国々は、さぞかし肝を冷やしたことでしょう。トランペットも入っていますが、これは比較的近代になってヨーロッパから伝わったものだと思います。

そして日本でトルコマーチを一躍有名にしたのがこのドラマ。日常生活の中に垣間見える修羅を描いた向田邦子の名作。八千草薫が若いですニャー。トルコマーチが始まるのは3分20秒ぐらいから。