お花見(飛鳥山) ― 2011/04/07 23:08
明日からちょっと天気が崩れるということなので、とりあえず花見に繰り出しました。そう花見と言えば江戸の庶民の憩いの場、飛鳥山に決まってます。上野に出かけて場所取りをするようなのは田舎ものに決まってます。
今年は開花が遅くて、咲き進むのも極端に遅いですね。今日で6分咲きぐらいでしょうか。まだまだつぼみが固い木もあります。もともと飛鳥山はボテ桜(八重桜)が多くてソメイヨシノが中心の所に比べると1週間から10日ぐらい遅いんですが、今目につくのは咲き始めのソメイヨシノばっかりです。宴会も自粛ムードが漂っております。
王子で下りて、山の裾野をぐるっと回り、山の正面の交番の前まで来ると、そこにかかっている歩道橋は撮り鉄さんに人気のスポット。
何が撮れるかって言うと、こういうやつ。
ちょうど飛鳥山の前で、本郷通りと明治通りと都電が一本の道になります。ほんの一瞬、数十メートルの間なんですが、2本の幹線道路と都電が合体。
飛鳥山はそこそこに、石神井川に下ります。王子から板橋までは川の両岸に桜がびっしりと植えられています。昨日はつぼみだったモミジ。今日は開いていました。
途中、民家の庭先で見つけた源平咲きの一本。桜だと思うんですが、桃でしょうか??
次回につづく
お花見(石神井川) ― 2011/04/08 13:37
飛鳥山に比べると川沿いは少し開花が進んでいるみたいでした。7分咲きぐらいの感じ。
薄ピンクの桜と、ケヤキやモミジの新芽が絶妙なコントラストを見せています。
石神井川にも撮り鉄さん垂涎のポイントがありました。埼京線(赤羽線)が石神井川の上を通過する滝野川橋梁。4年前の2007年にはこんな感じでわずかですが電車と鉄橋が見えていました。(左が赤羽、右が池袋方面)
ところが今年。目一杯ズームで撮っても、電車のブルーのラインがかすかに見えるだけ。
桜ってどんどん成長しているんだなぁと、しみじみ実感。
石神井川の両岸は板橋までず〜〜〜〜〜〜〜っと、こんな感じです。
日本橋を出た中山道は「本郷も かねやすまでは 江戸のうち」と言われた本郷三丁目で御成街道(本郷通り=日光街道)と交差して、白山から巣鴨、板橋へと通じ、その先、碓氷峠から望月、塩尻、木曽路と通って草津から京都に向かうわけですが、その第一の宿場が板橋宿。上宿、仲宿、平尾宿(下宿)と三つの宿場の総称だというのですが、江戸の中期にはここまでが江戸の「御府内」とされたようです。つまり、数十年ほどの間に本郷から板橋まで江戸の町が広がってきたということになります。ちなみに本郷の「かねやす」は江戸時代は歯磨き粉を売って生業としていたそうですが、今のかねやすは洋品屋みたいな、雑貨屋のような、なんとも言い難い店ですニャー (=^^=)
で、その「板橋」の名の由来となった橋です。今の仲宿商店街が中山道の旧道で、これが石神井川を渡るところにかけられているのが板橋。もちろん現在はコンクリートなんでしょうが、何となく木造っぽく見えるようになっています。
こちらは現在の中山道、つまり国道17号線の新板橋。旧道よりちょっと上流にかかっています。味も素っ気もないですねぇ。
そのまま中山道を渡って、中板橋まで遡行。
ここらへんは例年かなり賑わうんですが、今年は自粛ムード満点。屋台の少ないこと。
提灯やぼんぼりなど、もってのほかって雰囲気。
中板橋の商店街にステキな工務店を発見! こんどかあちゃんとトムピリさんの家を建ててもらおうっと (=^^=)
途中から曇ってしまって景色はイマイチでしたが、最後にちょこっと西日が顔をのぞかせてくれました。
プチ花見 ― 2011/04/10 17:31
あまりはっきりしない天気でしたが、ちょっと近所を散策。
まず家計簿の婦人之友社というか自由学園。ここはもう8分咲きぐらいでちょっと散り始めていました。
ちょうど音楽会もやっていたみたいですが、たまたま通りがかった花見のお客さんも多かったみたい。
ここまで来たら目白の徳川ヴィレッジまで足を伸ばしてみようかというわけで、途中の上り屋敷公園。そういえば、池袋から来て自由学園の方に曲がる角にあった坪田譲治の家が取り壊されて、なにやら分譲住宅の建設らしい工事をしていました。
子供たちはみんなサッカーをやっています。
さてさて、西武線の踏切を渡ると、そこにはこんな偉そうな建物が。
ズームイン。「この紋所が目に入らぬかっっっっ!」 徳川黎明会という看板、いや表札が掛かっています。徳川家の美術品を集めた財団だそうな。
裏側(目白駅側)に回ると、どうってことない、ただの屋敷町です。それもものすごい豪邸が立ち並んでいるわけでもない。徳川ヴィレッジと呼ばれていますけど、「八雲産業」だったか、要するに徳川家の不動産管理会社がやっている賃貸の宅地か住宅なんだと思います。40年ぐらい前ならちょいとモダンと言われたかもしれない、別荘風の家が30軒ほどあるでしょうか。フランク・ロイド・ライトの自由学園に比べると、こちらのモダンはどんどん陳腐化・老朽化していますねぇ。そのほかここには最近、「徳川ドーミトリー」という女学生専用の賃貸マンションまでできました。それにもちろん徳川家の御当主の家もあります。今の人は22代目だそうです。で、普段は見て歩くほどの所じゃないんですが、桜の季節はおみごと!
今まさに満開。道にも花びらが散り敷いて、桜の絨毯になっていました。
目白駅から徒歩2〜3分。自由学園から4〜5分といったところでしょうか。
近くの学習院の桜が見る影もないほど減っちゃったんで、こちらの方が桜は豪華かも。
つづく
花見・猫見 ― 2011/04/12 13:39
まずいよぉ。昨日書いたやつを直していたら、一瞬にして消えてしまった。
仕方ないので書き直し。写真は残っているみたいなので、とりあえず記憶を辿りながら…
徳川ヴィレッジのそばの西武線の踏切。線路の目白側が四つ角になっているんで、ちょっと面白い形になっています。このあたり200mほどの間に4つか5つ踏切があるんですが、渡るところを間違えるとすごく遠回りになったりします。
踏切のそばの小さな家のネコさん。おっとりとした様子です。
徳川ヴィレッジから2〜3本駅寄りの路地に、目白庭園と呼ばれる庭があります。小さいながらも一応回遊式の日本庭園で、落ち着いた佇まい。その一角に「赤鳥庵」という趣ある日本家屋があります。その由来は下の写真を参照してください。要するに「赤い鳥」に関わりのある童話作家などが集った場所だったそうです。このあたりは目白でもとびきりの豪邸が立ち並んでいます。
門をくぐるといきなり満開のツツジが目に飛び込んできます。早咲きのミツバツツジの類でしょうか。
しだれ桜がその姿を池に映していました。
池には、んめそうなトリも… 塩焼きでもいいし、ちょいとスモークしても
いけますニャー (=^^=)
さてさてぶらぶらと歩いていると、誰かの視線が。ん、一段高い塀の上から悠然とあたりを睥睨している君は誰?
なかなかかわゆいじゃないかっ
その視線の先には・・・
で、そのまた視線の先には・・・
近づいてみると・・・
美人さんですねぇ。
で、その視線の先にも・・・
赤いバンダナがチャーミング。
どうやら猫の集会を邪魔しちゃったみたい。早く帰ろうっと。
と思った瞬間、出ちゃうんですよね、猫って奴は。
でも土管を輪切りにしたようなのの中に入ってしまった。とりあえずディオゲネスと名付けておこう。
久々に「ネコの額」 ― 2011/04/13 18:38
この頃、花見の話ばっかり続いて、肝心のネコの額が話題になりませんでした。4月に入ってからは気温が比較的暖かく、屋上の花も開き始めています。チューリップは先週の土曜日あたりからちらほらと咲き始めました。
咲いた咲いたちゅ〜りっぷの花が〜
並んだ並んだ赤白黄色♪♪♪ (=^^=)
シャクナゲやツツジも開花。時期的には平年並みと言っていいでしょう。
今年もバラの開花第一号はオールド・ブラッシュでした。
これは本当に一年中咲いている感じがします。
その他のバラでは、つるバラにやっとつぼみが見え始めたところです。
石神井川のあたりよりかなり遅れて、うちの屋上のモミジも芽吹いてきました。
モミジは赤い新芽もきれいなんですよね。
庭の様子。芝生の色もだいぶ濃くなってきました。週に一回芝刈りをしています。
レンギョウはそろそろ終わり。ノースポールの白い花が目立ちます。マリーゴールドの新芽も大きくなってきて、もうつぼみをもっているのもあります。ヴィオラの類は株が巨大化してきて、そろそろ美しいって感じとは別ものになりつつあります。
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