晴れたり曇ったり2025/06/04 14:59

昨日はトータルで30.5ミリ降りました。そして今朝方も5ミリほど降ったようです。一転して今日は気温がグングン上昇し、28℃を超えています。天気は晴れたり曇ったり。


朝のうちはいい天気でした。パーゴラのスペクトラ、マダム・アルフレッド・キャリエール。




ドゥフトヴォルケ


濃いピンクの芳純と薄紫のブルームーン。いずれも2番花です。


トリテレイア


ナデシコはそろそろおしまい。


オールド・ブラッシュ


百合の花開く


インカ


雨上がりの芝。照り返しとバラの茂みのコントラスが強烈です。




モーツァルト最後の年(1791年)は最後の最後まで運命に抗うかのように傑作を書き続けています。まずK.620が『魔笛』。そして魔笛のちょっとあとからK.621の『皇帝ティートの慈悲』を作曲し始めて、魔笛よりも先に完成しています。K.622がクラリネット協奏曲。クラリネットの協奏曲ではあるんですが、正確には低音が長3度下まで出せる、バセットクラリネット用の作品。晩年のモーツァルトが親しくしていたアントン・シュタドラーがこの楽器を持っていたらしい。623から625は細々としたカデンツァやらフリーメイソンのための曲があって、K.626が『レクイエム』。これらに共通するのが実はクラリネット。バセットクラリネットとバセットホルンです。最晩年のモーツァルトはなぜかクラリネットに執着してたらしい。

『皇帝ティートの慈悲』の中にも2曲ほどオブリガート・クラリネットを伴った珠玉のアリアがあります。まず第1幕の第10曲セストのアリア「愛しい人、私は行きます」。バルトリ姐ちゃんの歌、バセットクラリネットはなんとザビーネ・マイヤーが吹いています。

ガランチャの「愛しい人、私は行きます」。録音セッションのようです。

第2幕のヴィテッリアのロンド・アリア「もはや花の絆は結ばれぬ」。バセットホルンのオブリガートがついています。リセウ大劇場、ベルトラン・ド・ビリーの指揮。ヴィテッリアは懐かしいユリア・ヴァラディ。フィッシャー=ディースカウの奥方です。ソプラノにしちゃドスの利いた声が必要な難曲です。

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