アルブレヒツベルガー ― 2012/05/10 16:12
バラがじわじわと開き始めています。
イギリス人が大好きなオールド・ブラッシュはほぼ満開に近くなってきました。元々古い中国原産のバラ。コルカタの東インド会社商館を経由して、いつの間にやらイギリスにやって来て、18世紀の終わり頃にパーソンズさんちの庭で咲いていたのが発見されたというバラです。パーソンズ・ピンク・チャイナなんて呼び方もあるし、The Last Rose of Summer(夏の名残のバラ)などとも呼ばれます。ほぼ1年中咲いています。四季咲きのモダン・ローズを生み出す交配元となった、4本の中国バラのうちの一つ。
カクテルは咲き始め。
モミジは枝を横に引っぱってみたんですが、葉っぱがかなり繁っています。ちょっと剪定した方がいいのかな?
クリムゾン・グローリーはかなり元気。つぼみがたくさんついています。摘蕾せずに咲かせています。ドイツのバラ。強く香ります。これもイギリス人がことのほか気に入って、敵国のバラなのに第2次大戦中も抜かれなかったとか。
レディ・ヒリンドンのスタンダード。
これも良く咲くバラです。大正時代に日本に入ってきて、「金華山」とか呼ばれていたんだそうです。
ティー・ローズという種類で、ほんのりと紅茶の香りがします。
ラ・フランスの一番花。これは明治の初め頃には日本に入ってきて、西郷隆盛が大金を出して買おうとしたけど、売ってもらえなかったとか。その当時は「天地開」と呼ばれていたそうです。国名がついて偉そうな感じですが、ハイブリッド・ティーと呼ばれるモダン・ローズの第1号です。
オクラホマ。パパメイアンやエイブ・リンカーンの兄弟分で、ベルベットのような質感と、ダマスクの香りが特徴。
ロココ。横文字ではRokoko。ドイツのバラ。つるバラにしては気品があって、ほんのりと香ります。
いつの間にか、マリーゴールドが咲いていました。
またまたアルブレヒツベルガーの特集です。違いました。珍奇な楽器のお話で、たまたまアルブレヒツベルガーの曲にたどり着いたんでした。まあ、こんな楽器の曲を作った人は多くはないわけで、仕方なく今日もアルブレヒツベルガーのコンチェルト。爽やかな一曲です。
マンドーラというのはリュート属の楽器なんですが、時代的には18世紀のもの。バロックの最後の頃によく使われたみたいです。また、そのうち触れることになるかもしれません。
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