新国立劇場 ヴェルディ『ナブッコ』2013/06/05 13:16

昨日(6月4日)は二国でヴェルディの『ナブッコ』を見てきました。舞台写真はここ。スタッフ&キャストはここ

東フィルと指揮者のカリニャーニはいい音楽をやっていました。指揮者は自ずと音楽が湧いて出てくるような自然な流れに乗っていた感じ。若きヴェルディのちょっと肩肘張った音楽から裃を脱がせて、楽しい舞台を作ってくれたと思います。

合唱もしかり。二国の合唱はホントにすごいですねぇ。ソリストではつい先日『アイーダ』のアムネリスを歌ったマリアンネ・コルネッティが、今回はアビガイッレを歌って絶好調。王の娘にして奴隷という屈折した心情ながら、前向きに生きていく女をみごとに表現していました。ザッカリーアのコンスタンティン・ゴルニーも深いバスの声を堪能させてくれました。

イズマエーレの樋口達哉、フェネーナの谷口睦美、祭祀長の妻屋秀和もそれぞれ好演。ナブッコのルーチョ・ガッロだけは絶不調。一体どうしちゃったんだろう? 風邪でもひいていたのかな。

まあともかく、歌心に溢れた楽しい音楽を堪能してきました。

芝居が跳ねたのが9時。カーテンコールが比較的あっさりと終わり、9時10分にはタクシーを拾って、運ちゃんと「今日は渋谷には近づけないねぇ」なんて話しをしながら池袋に着いたのが20分をちょっと回った頃。表通りでタクシーを降りて、行きつけの中華屋の前を通ったら、満員の客がお通夜のように静まりかえっていました。そこを通り過ぎて10メートルほど行ったところで、大歓声。さらに50メートルほど歩いたところで、あたりの家やマンションの部屋から地鳴りのような叫び声がもう一度。

一回目の歓声はPKを獲った時、二度目は決めた時の声だったんですニャー。

あとで渋谷の様子がテレビに映し出されていましたが、行き先表示が「新国立劇場—渋谷」ってバスが、スクランブル交差点のところで立ち往生していましたニャー。

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