よく降りました2025/05/25 14:17

夕べの8時頃から今日の早朝までよく降りました。雨量は25ミリぐらい。今日は暗い日曜日で気温も20℃に達していません。


スペクトラの2番花が咲き始めてちょっと賑やかになっています。


薄暗い日曜日。芝生はたっぷり水を吸って生き生きしています。


雨に濡れていますがナデシコも元気。


昨日向かって右側の枝を払ったオールド・ブラッシュのスタンダード。いかにもバランスが悪そうだ。


去年初めてビデンスというのを植えてみたんですが、花つきがいい植物です。別名ウィンターコスモスとも呼ばれているらしいんですが、真冬の2月3月を除いて一年中花が咲いて、しかも一株がかなりはびこっています。


ちょっと色違いのビデンス。




矮性のマツムシソウ


アマリリスって奴は…



スペインの作曲家ガスパール・サンス(1641-1710)のハラカス。小さなコンサートのようですが、楽しそうにやっています。

文楽 鬼界が島の段@シアター10102025/05/24 15:12

昨日(5月23日)は文楽を見に北千住まで出かけました。シアター1010(せんじゅ)と呼ぶらしい。このホールは一応仮設の床が回り舞台になっていて、ちょっと本格的な雰囲気。駅前のマルイの11階だったかな。エレベーターで上がるしかないんですが、マルイの買い物客も乗るんで、11階まで各駅停車。それにしても国立劇場系列の出し物は、どこも流浪の民、劇場を押さえるのに苦労していますねぇ。今年の12月にはついに池袋の芸術劇場でも2週間の公演を打つらしい。着ぐるみを着た虎さんが愛らしい近松の『国性爺合戦』だそうだ。

さてさて『平家女護島』の鬼界が島の段というと、まずは俊寛、そして康頼、成経。この三人が清盛に対する謀反を企てたとして、絶海の孤島に流されています。作物もとれない硫黄吹き上がる島で、三人とも縄文時代人のような狩猟採取の生活で衰弱し切っています。そんな生活ですが、成経は島の娘・千鳥という海女と良い仲になって結婚します。

清盛の娘で高倉天皇の中宮徳子の懐妊(後に西海の藻屑と消えることになる安徳天皇)を祝って恩赦をすることとなり、赦免船がやってきます。この時代、怨霊とか呪とかっていうのを、権力者は過度に恐れたらしい。もちろん懐妊も呪の対象になる。使者の瀬尾は康頼と成経の赦免状を読み上げますが、同じ罪状で島流しになっている俊寛の名前がない。清盛が俊寛の妻に横恋慕していたってことらしいんだが、もうこの平安末期には坊主の妻帯が黙認されていたようだ。同じく使者の丹左衛門が別の書状を読み上げ、俊寛も備前の国(岡山あたり)までの乗船を許すということになる。

流罪の三人と島の娘・千鳥が船に乗り込もうとすると、使者の瀬尾が千鳥を遮って船に乗せようとしない。関所を通過する人数が一人多くなってしまうといういちゃもんだ。さらに瀬尾は俊寛の妻「あづまや」が清盛に殺されたと告げる。船底に押し込まれていた俊寛が顔を出し、悲しみのあまり自害しようとしていた千鳥の眼の前で瀬尾を討ち取り、罪人として島に残る決意を示す。康頼、成経、千鳥の三人が乗った船が帰っていく。一旦は断ち切ったはずの現世への未練だったが、俊寛は必死に岩の上に登り、遠ざかる赦免船をいつまでも見送っているのでした。(幕)

鬼界が島というと、まず先年亡くなった吉右衛門の当たり役でしたね。 やっぱり近松モノでもこれは歌舞伎の芝居。文楽本来の味わいとはちょっとちがうかな。『菅原伝授手習鑑』、『忠臣蔵』、あと『義経千本桜』のような、人形芝居を意図して作られたものと、生身の役者がやる芝居とでは自ずと見せ方が違ってくるような気がする。この日の太夫さんは豊竹若太夫を襲名したばかりの方だったようですが、いまいち語りに力がないんだなぁ。もともと能の『俊寛』の語り口を真似た入りなんで、陰々滅々した辛気臭いイメージではあるけど、途中から、女性が心情を吐露する千鳥の口説きの場面とか、もっと切々とその心情に迫る語り方もあったんじゃないかと思うんですが。

ところで、人形遣いで人間国宝の桐竹勘十郎がなんと俊寛はロール・デビューだったそうです。なかなか気品ある俊寛でございました。

さてさて、明日(5月25日)夜9時からのEテレ「古典芸能への招待」で『義経千本桜』の伏見稲荷の段、道行初音旅、河連法眼館の段(いわゆる四の切)を、狐の活躍する場面をかいつまんでたった2時間半で見せてくれるそうです。

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今日は1日中曇り空。最高気温も20℃ちょい。これから大雨になるんだそうだ。

鉢植えのシルクジャスミン。実が真っ赤に熟しています。触ると柑橘のいい香りがします。


スペクトラの2番花






パパメイアンの2番花


バラがほとんどなくなってきました。


代わりにナデシコが目立ってきました。


去年折れかけたスタンダード仕立てのオールド・ブラッシュの枝を切り落としました。繋がってはいるんですが、中央で縦に裂けています。シュロ縄で引っ張って今年も花を咲かせたんですが、枝がやっぱり寿命かなということで、思い切って更新しました。


向かって右側の枝を元から切りました。ちょっとバランスが変ですねぇ。


切ったあたりから新芽がどんどん出ているんで、これをうまく仕立てれば太い枝になると思います。

突然涼しくなりました2025/05/23 10:32

現在の気温21℃。今日は最高気温が23℃ぐらいだそうだ。連続の夏日・真夏日から開放されて、初夏らしい陽気です。日差しも弱く、動き回っても快適。

Fish Eyeで屋上の全景を。


スペクトラの2番花。


昨日芝生を刈ったばかりで、見た目はフラットです。


アプリコット・ネクター。花心が見えてからも結構長持ちします。






ピンクのラ・フランス、赤いパパメイアン、黄色のイエロー・シンプリシティ。


アマリリス。白は許せる。


でもこれはなあ。




こうやって見ると、芝生はほぼ完成。


初夏の花壇。



楽器屋のプロモーションのようだ。デュルケンのチェンバロ。かつてレオンハルトがドイツのハルモニア・ムンディに膨大の録音を残し、オールマイティのチェンバロのように喧伝されました。ですが、その後様々な音楽のスタイルとともに、楽器もいろんなのがあるんだよって話になって、今ではデュルケン・モデルはあまり人気はなくなっています。18世紀の後期フランドル様式の楽器で、チェンバロ音楽の最後の栄光の時代のモデルです。

暑い日が続きます2025/05/22 15:04

今日も29℃まで上がっています。日差しは少ないんですが、それでも屋上で百姓をやってるとかなり汗をかきます。

だんだん夏の庭になってきました。












マツムシソウ


イエロー・シンプリシティ


ピンクのラ・フランス、赤い蕾のパパメイアン。


スペクトラの2番花が咲いています。


前回芝生を刈ったのは5月14日。というわけで、およそ1週間ぶりに芝刈りをしました。


薄っすらとストラプが見えています。






今日は最後にバリカンでエッジを刈り上げました。







アリソン・バルサムのトランペット、イェスティン・デイヴィスのカウンターテノールで、パーセルの『アン女王生誕日のオード』から「ラッパを鳴らせ」。

ぎりぎり真夏日2025/05/21 15:20

どうやら今日も真夏日になったらしい。天気はこれから下り坂。明日はちょっと雨が降るような降らないような予報です。気温もちょっと高めなのは明日までで、それから先は20℃ちょっとで推移しそう。

ちょっと雲の多い晴れ。


ストロベリー・アイスの花をかなり切ったので、庭がとたんに寂しくなりました。


赤いパパメイアンの2番花が咲き始めました。ピンクはラ・フランス。


パーゴラ周りもすっかり寂しくなりました。


マーガレット


目立ってきたのがナデシコ。












イギリスの美人トランペッター、アリソン・バルサムの演奏で歌劇『アタランタ』序曲。バルサムはモダンのトランペットも吹きますが、どちらかというとオリジナル楽器のほうに肩入れしているような気がします。このヘンデルの作品はオペラとしてはほとんど顧みられない、ギリシャに題材を取った牧歌劇。