スズランの日 ― 2019/05/01 15:17
雨は昨日が14ミリ、今日になって4.5ミリ。これから夜も降るんだそうだ。
玄関先でちょうど咲いていたスズラン。15年以上前に植えたんですが、ホントに久しぶりに咲いているのを見つけました。いろんなものを植えたり抜いたりしている場所なんで、もうとっくに消えてなくなってしまったと思っていたんですが・・・
5月1日はもちろんメーデー。ヨーロッパではこの日は休日ですから店はどこも閉まっています。たまたまパリにいるとこの日にはあちこちから「ミュゲ、ミュゲ」という声が聞こえています。労働者の日ということもあってこの日は完全な有給日。逆に言うと働いちゃいけない日。ただ唯一ミュゲ(スズラン)売りだけは認められているという不思議な日。しかも露天商の許可やら、納税やらも免除されるという奇妙な風習があって、恐らくパリの郊外にでも住んでいるんでいる一般の人たちが、スズランを摘んで街中に売りに来る光景があちこちで見られます。
玄関脇ではシラー・カンパニュラータも満開になっています。
どんよりと曇っています。
でも時折薄日が差してきたりもします。
スミレやノースポールが満開です。
カナダオダマキ
ピンク色のナデシコがかなり目立ってきました。
白いケマンソウ。一昨日はこんな様子でしたが・・・
今日は完全に開いていました。
ラ・フランスが開きかけています。
パパメイアンも開き始めたところ。
マダム・アルフレッド・カリエールの花が徐々に増えてきました。
マーガレット
オールド・ブラッシュ。雨が降っているんで花が重そうです。
孟浩然を気取ってみると…
夜来風雨の声 花落つること知る多少
つつじはまだまだ花が持っています。
スペクトラ
パーゴラの東面では、スペクトラのつぼみが一斉に色づいてきました。
今日は「美しい五月に」。ハイネの『歌の本』の中の「叙情的間奏曲」から16の詩を選んでシューマンが作曲した連作歌曲『詩人の恋』。その第1曲が「美しい五月に」。ネット上でなかなかみごとな訳詞を見つけました。
夢のように美しい5月・・・
つぼみがいっせいに弾ける5月に、
ぼくの胸に花開いたのは、
あのひとへの愛でした。
夢のように美しい5月・・・
小鳥がいっせいに歌い出す5月に、
ぼくは打ち明けました。
あのひとへの憧れの想いを。
まずはヘルマン・プライ
それからペーター・シュライアー
そしてディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
コメント
_ おこちゃん ― 2019/05/01 23:30
_ デデ ― 2019/05/02 13:08
それは素敵ですね。四季の歌の3番は、
秋を愛する人は 心深き人
愛を語るハイネのような ぼくの恋人
秋を愛する人は 心深き人
愛を語るハイネのような ぼくの恋人
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素敵な詩です。
こんな人と恋をしたこと、ありました。
あの人はいずこ。