読響 コルネリウス・マイスター+紗良・オット ベートーヴェンのコンチェルト第1番他2014/09/04 17:53

今日はどんより曇って今にも雨が降り出しそうな空模様なんですが、予想では雨にはならないらしい。

写真は数日前のもの。


ダリアが少し咲いています。



百日草





ハツユキカズラの新芽

カワラナデシコ。秋らしくなってきました。






マダム・アルフレッド・カリエール

パレード



スペクトラ

サハラ

サルスベリ

もう秋になっていい頃合いなんだけど、時々モクモクっと入道雲のようなのが湧いてきます。





昨日(9月3日)は池袋の東京芸術劇場で読響を聞いてきました。マイスターっていう指揮者、なかなかアンサンブルの整え方がいい。コンチェルト出だしのオクターブのメロディーが実にしなやかに響いて、思わず心の中で「いいねぇ」とつぶやいてしまった。アリス=紗良・オットっていうピアニスト、名前は聞いたことがありましたが実演に接するのは初めて。決して巨匠タイプの演奏じゃないんだけど、堂々とした音楽。アクセントのメリハリがキッチリしていて、音楽の構造がよく聞き手に伝わる演奏だったと思います。そう多く聴く曲じゃないんでよくわからないけど、あのカデンツァは何だったんでしょう。スタイルは古典派の枠を踏み外さないんですが、ポリフォニックな展開から、二重トリル、三重トリルまで駆使したヴィルトゥオーゾ風のパッセージにもっていくあたり、なかなか凝った作りでした。

オットの切れ味が一番目立ったのは、やはり第3楽章。若き日のベートーヴェンが手練手管の限りを尽くした楽章です。特に弱拍にアクセントを付けたりして、聞き手を驚かせる仕掛けがたっぷりと仕込まれているんですが、オットは切れ味鋭いアクセントを気持ちよく決めて、踊り出したくなるような音楽に仕上げていました。読響のサポートもなかなか。

後半はシュトラウスのアルプス交響曲が演奏されました。特に可もなく不可もなく。さほど盛り上がらず、だけど賑やかにやってました。