ボノンチーニの『お前を讃える栄光のために』 ― 2014/02/17 17:49
暖かくなって雪はどんどん融けています。山梨や群馬では雪で孤立した地域があったり、道路上で何キロも車が動かなくなったりと、大変な災害になったようです。東京でも奥多摩が孤立しているらしい。
雪の重みで枝が開いてしまったコニファー。
雪解けが早い北の花壇。
ちょっと見にくいですが、いろんな葉っぱの下でクロッカスが咲き始めていました。
あの雪の下でも開くんですねぇ。
南の花壇はまだ雪の下。
つるバラの根元はかなり融けています。
南側は芝生もまだ雪が融けません。
東側もまだ雪が積もっています。
中央のバラの寄せ植えは地面が見え始めています。
芝生も雪を踏んだところ、北側に近いあたりはかなり融けています。
北寄りの花壇はほぼ融けています。
北西側の一番早く芝生が顔をだす一画。
全体的には、まだまだ雪が融けない所の方がおおいでしょうか。サングラスをしていないと雪盲になってしまいそう。
近所の家の屋根。固くなった雪がドサッと落下しそうです。
屋上の三和土の雪はほぼ融けました。
なんとなくポカポカとした雰囲気。
さっぷいよお。
ちゃっぷ、ちゃっぷ。
ブルブル
ほっと一息。
ジョヴァンニ・バッティスタ・ボノンチーニっていう作曲家は、よほど古典が好きな人じゃない限りは知らない人の方が多いでしょう。音楽家一族に生まれてチェロの名人だった人。親父さんはヴァイオリンの名手。ロンドンではヘンデルと張り合ったり、パリではコンセール・スピリチュエルのために作曲したりと、ヨーロッパ各地を股にかけて活躍した人物。今日の一曲はオペラ『グリセルダ』から「お前を讃える栄光のために」。
どこかトルバドゥールのジャウフレ・リュデルを彷彿とさせる「遠くからの愛」の女神をあがめるような恋。永遠に結実しない、耐える愛、忍ぶ恋。こんな恋愛も中世からバロックにかけては音楽や文学のテーマによく使われました。
Per la gloria d’adorarvi
voglio amarvi―o luci care.
amando penerò;
ma semple v’amero―nel mio penare.
Senza speme di diletto
vano affeto―è sospirare:
mai vostri dolci rai
chi vagheggiar può mai―e non v’amare?
お前を愛する名誉のために
私はお前を愛したい あぁ!いとしい瞳よ!
愛しつつ苦しもう!
だが、ずっと愛していよう!―そう、苦しみつつも!
幸せを得る希望もなく
むなしいこの愛は―ただ溜め息だけ。
けれどお前の目の甘美なまなざしに
心を奪われてしまった者は、
どうしてお前を愛せずにいられるのだ?
爛熟期バロックの優雅なメロディが特徴の流麗な歌。まずイタリアのでっかい人が歌ってます。
カレーラスの端正な歌声。
人気絶頂のテナー、ディエゴ・フローレス。いかにもなベルカントの歌声。
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