野村万作の会@有楽町朝日ホール ― 2025/02/27 21:30
今日は野村万作一族の狂言を見てきました。演目は「靭猿」それに「首引」。靭猿は狂言の家系の子どものデビューに演じられる演目ですが、今回は内藤連、内藤響(6歳)の親子が猿曳(猿回し)と猿の役になっていました。大名はご御大、人間国宝の野村万作。93歳だそうです。立ち姿は立派。ですが流石に声の張りはちょっとねぇ。内藤連、内藤響の猿回しはなかなか見応えがございました。最後の猿回しのシーンはほぼ満員のお客さんが大笑いでした。
二曲目は「首引」。鎮西八郎為朝と鬼が対峙する物語。これは最初から最後まで抱腹絶倒のお芝居。鬼が何やらおかしな面をつけて登場するところから笑い声が上がっていましたが、姫鬼がコミカルにピョコン・ピョコンと飛び跳ねながら登場して以降は笑いの渦。姫鬼は野村裕基、親鬼は萬斎の親子が演じていましたが、テレビドラマなどとは異なり、まさに水を得た魚といった感じでした。姫鬼の恥じらい、親鬼の子を思う感情の細やかさ、エスタブリッシュメントに反抗する面白さが遺憾なく発揮された舞台だったんじゃないでしょうか。
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本日の16.4℃。随分暖かくなってきました。
本日もピーカンです。
昨日剪定したバラ。
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