アントニーニ指揮の読響でヴィヴァルディ、バッハ、ハイドン2018/10/21 17:02

昨日(10月20日)は池袋の芸術劇場で読響の定期演奏会を聞いてきました。指揮はイル・ジャルディーノ・アルモニコのジョヴァンニ・アントニーニ。まず読響の面々が登場して、ヴィヴァルディのドレスデンの楽団のための協奏曲ト短調RV577。ヴァイオリン、フルート2本、オーボエ2本、ファゴットがソロのコンチェルトです。聞く側としちゃ取り立ててどうこう言う演奏じゃなかったんですが、読響の楽員はアントニーニの指揮でこういう曲をやるのは楽しかったんじゃないかな。

2曲目でいよいよマンドリンのアヴィ・アヴィタルが登場して、有名なヴィヴァルディのマンドリン協奏曲ハ長調RV425。最初のうちちょっと調子が出なかったかなって感じでしたが、次第にオケとのバランスが合ってきて、強弱だけじゃない細やかなニュアンスが飛んでくるようになりました。オケのピッツィカートに乗って、小さな楽器から様々な音色が聞こえだして広い空間を満たします。さらにバッハのニ短調のチェンバロコンチェルトのマンドリン用編曲では、この楽器の超絶技巧が遺憾なく発揮されて聞く側も驚きの連続。オケのフォルテの中からも甘い美音が響いてきました。

アヴィタルのソロでヴィヴァルディのマンドリンコンチェルト

アヴィタルのソロでバッハのコンチェルトBWV1052


後半はまずアントニーニのソロでヴィヴァルディのリコーダー協奏曲RV443。ソプラニーノが目まぐるしく駆け回る曲。ちょっと笛の方は練習不足を露呈した瞬間があったけど、肩肘張らずに楽しく聞かせてくれました。

アントニーニのソロでヴィヴァルディのリコーダーコンチェルトRV443


最後にハイドンの「軍隊」。ハイドンのシンフォニーは滅多に演奏会でやることもないですが、人なつこいメロディーがわかりやすく提示され、展開され、盛り上がる。アントニーニの軽やかな音楽が読響でも多少は楽しめたかな? 読響の演奏会としては今年屈指の楽しさだったと思います。

帰りに劇場の2階でビチェリンを一杯飲んで帰るのがこのところの習慣になってるんですが、昨日は貸し切りになっちゃってて残念。


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昨日も今日も最高気温は22.3℃。昨日はかなり激しい夕立がありました。雨量は30ミリぐらい。今日はドピーカン。たぶん雨は降らないでしょう。





花壇にはびこっていたマツバボタンの残骸。




小鳥の落とし物から庭中に広がっちゃったんですが、さすがにそろそろお引き取りただくことにしました。


マツバボタンを片付けるとかなりすっきりしました。



マツバボタンとカタバミも引っこ抜いてみると、もうクロッカスの芽が出ていました。ちょっと早すぎるんじゃないかい。

こちらはアイリスの新芽。咲くのは来年の4月です。


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