My Darling Clementine2012/08/13 22:32

今日は凄まじい暑さ。12時42分に35.8℃。
さすがのネコさんもエアコンの効いた部屋でお昼寝。

空がやけに青いぞ。

ホントはUVカットのフィルター使うとより自然な色合いになるんでしょうが、PLフィルターでコントラストを強めに出すのもなかなか面白い。

これは成田に向かっている飛行機みたい。


工事現場のクレーンの横をかすめるように飛んでいきました。

アンジェラが華やかになってきました。昼頃なんで、逆光にならずに撮影しています。



レディ・ヒリンドンが今年3回目ぐらい(?)の満開に近づいています。








懐かしい歌声を発見したんで、何の脈絡もなく“Oh My Darling Clementine” 。『荒野の決闘』の主題歌ですが、それ以前に19世紀から歌われていた歌。一番に出てくる49erってのは49年組ってことかな。1849年、ゴールドラッシュ真っ盛りの頃に西部にやってきた連中のこと。クレメンタインは言ってみれば荒くれ者どものマドンナ。だけど川に落ちて死んじゃった。おいらは泳げなかったのよぉ、といった悲恋の歌です。

『荒野の決闘』の主題歌に使われたのは1946年。 ご存知トゥームストーン(墓石村)の保安官ワイアット・アープと、さすらいの外科医(ホントは歯医者だったそうですが) で、ガンマンで、ギャンブラーで、アル中のドク・ホリデーが組んで、OK牧場でクラントン一家を皆殺しにしたあの物語。『OK牧場の決闘』はこれのリメイクというか、別バージョン。西部劇にはなぜか必ず現れる、東部出身の教養ある美女がクレメンタイン。駅馬車に乗って恋人のドクを探しにやって来ます。歌っているのはThe Browns。映画のサウンド・トラックとは異なりますが、この歌声はどこか懐かしい。男女女の3人兄妹グループ。

ヘンリー・フォンダというとまず、『 十二人の怒れる男たち』の陪審員8番、『怒りの葡萄』のトム・ジョード、『戦争と平和』のピエール(ナターシャはオードリー・ヘップバーン)とか何とか、10本ぐらいはすぐに出てくると思いますが、渋い演技派。『荒野の決闘』は『OK牧場』のいかにもって感じの西部劇とは一線を画す、砂漠の中の小さな町の日常を淡々と描いて、最後に決闘シーンが置かれている、詩情溢れる西部劇でしたが、ヘンリー・フォンダの存在感は何者にも代えがたい。さすらいの役者がハムレットの台詞を忘れてしまったところで、ドクが続きを諳んじてみせるなんて、ちょっとなんか教養溢れる西部劇です。

The Brownsをもう一曲、

この『谷間に三つの鐘が鳴る』は、もとはフランスの歌。村の若い衆を引き連れてのど自慢に出てきた田舎のおばさんみたいですが、これが一世を風靡した「シャンソンの友」とエディット・ピアフ。ピアフの縮緬ヴィブラートはイマイチ好きになれないんですが、でもいい声ですねぇ。デデちゃんもそろそろ三つ目の鐘が鳴りそうだよ。

最後に、『雪山賛歌』。作詞としてクレジットされる西堀栄三郎は南極観測やらマナスル初登頂やらで活躍した人物。彼が詞を全部作ったってわけじゃないらしいんですが…鹿沢の国民休暇村から湯ノ丸の方に行った右側、鹿沢国際スキー場(?)の看板のあたりに雪山賛歌の碑というかレリーフのようなものがあったと思う。山に来て雪に降り込められて作った歌だって聞いています。


(追記)
噂によると、オリンピックの閉会式に、ベッカムのバカ嫁(ヴィクトリア)が登場したんだそうですニャー。一応記録しておこう。