雨上がり ― 2015/12/24 16:16
夜来の雨は結局8ミリぐらいだったそうです。最低気温が6℃近く、最高気温は15℃台。いい陽気です。植物は雨に打たれて輝いています。
西洋芝は雨にしっとりと濡れて気持ちよさそうです。
レディ・ヒリンドンがよく咲いています。
クリムゾン・グローリーの蕾。
ちゃんと開くかどうかはわかりませんが、今の時期の花はエネルギーを使って咲くわけじゃないんで、ほったらかしです。
つるバラ、サハラ
今日は雨上がりで濡れているから、葉っぱをむしるのは中止。という言い訳を思いついた。
ザ・マッカートニー・ローズ
レディ・ヒリンドンが満開です。いや、まだ蕾がたくさんついています。
パパ・メイアン
旅客機が2機。下の小さいのが先行していたんですが、上の大きい全日空機がかなり後ろからやってきて、あっという間に追い抜いて飛び去っていきました。
スミレ。花びらを鳥に食われているのかな?
ヘンデルの『メサイア』から今日は第2部。メシアの受難と復活。
まずちょっとドスの効いたアルトの歌で、2. He was despised
メサイアはほとんどの歌詞を旧約聖書から取っているので、キリストとかイエスという名前ではなくて、「彼(he)」が主人公です。歌なので音符に合わせて「ディスパイゼド」という変わった発音をします。
5.の合唱 All we like sheep ヘンデルの対位法はバッハと好対照で、策に溺れず、音楽の美しさが全面に出てきます。この合唱はヘンデルの最高傑作じゃないかと私は密かに思ってる。『三四郎』の中で、美禰子が三四郎に「迷子」の英語を教えてやる場面で、「ストレイ・シープ」と言います。また三四郎にハンカチを突きつけて「ヘリオトロープ、四丁目の夕暮れ、迷羊(ストレイ・シープ)」と言います。まあ明治時代から有名な逸話。旧約ですからエホバの教えに背いた子羊がトコトコと逃げていっちゃいます。新約だとイエスは迷える子羊を探しに行くんですが、旧約ではエホバは(逃げた子羊の)咎をすべて「彼」に負わせます。羊がトコトコはぐれていく様が実にみごとに音楽で描写され、最後まで絶対に噛み合わない合唱です。
2部の掉尾を飾る壮大な合唱。ハレルヤ。ハゲチョビンのラッパ吹きは、クリスピアン・スティール・パーキンズ。メサイアには欠かせないキャラです。
最近のコメント