ちょっと京都へ 3 曼殊院 詩仙堂2015/12/06 15:32

京都二日目の続き。赤山禅院を出て修学院離宮へ。横文字じゃインペリアル・ヴィラと言うんだそうですニャー。宮内庁の持ち物だそうで、庶民が入る所じゃない様子なんで、門前を素通りして曼殊院へ。さらに詩仙堂まで歩きました。







柿と青空のコントラストがやけに鮮やかです。

曼殊院門外のモミジ。この右側は道路で、タクシーやら観光バスやらがひっきりなしに行き交っています。人や車が写り込まない瞬間を狙ってパチリ。このあたりも中華系の団体さんがわんさか。

アップにするときれいな葉っぱもありますねぇ。



ところどころきれいなモミジもあるんことはあるんですが・・・


よく覚えていないけど、ここらへんから圓光寺やら詩仙堂。

見た目はともかく、心の中で色補正。


バックライトに照らされているようなもんで、逆光だとまあまあきれいに見えるのかな?

左上のモミジと奥の背景のモミジはほとんど同じような色合いなんですが、光の具合で見え方が違います。


このあたりはちょっと「からくれなゐ」って感じがします。




詩仙堂を出てぶらぶら歩いていたら、宮本武蔵の一乗寺下り松に出たところでタクシーの空車に遭遇。拾って「出町柳まで」って頼んだら、「そろそろ下鴨神社がいいかもよ」と運ちゃんが言うので、せっかくだからそちらまで。まあ、出町の駅まで目と鼻の先なんですが・・・ これは糺ノ森に入ったあたりの巨木。根の張り方がすごい。肝心の紅葉は10日ぐらい先って感じ。まだ全然でした。

森の一隅にある河合神社というやつに入ったら、なんと鴨長明の「方丈」がありました。彼はこの神社の神職に就こうとしたらしいですが、権力闘争に敗れて出家。大原を始めとして京都中を転々と移り住んだ、引っ越し魔だったらしい。その住処にしたのがこの方丈。引っ越しに便利なようにノックダウン方式になっているんだそうで、広さは一丈四方。今の畳で約5.5畳。歌人にして、琵琶や琴の名人。この家の中で琵琶を弾いていたのかな。


例の物議を醸しているマンション建築現場の横を通って、糺ノ森から出町柳の駅へ。駅近くのパン屋の二階に「名曲喫茶」の看板を発見。入ってみたら天井が2フロア分吹き抜けの巨大空間。ふっかふかの2人掛けソファがゆったりとした間隔で並んでいて、ステージにはグランドピアノやら、ちょっと紛い物っぱいチェンバロやら。なんだか知らないが巨大なスピーカーからバッハの無伴奏ヴァイオリンが程よい音量で流れている。東京じゃこんな贅沢なスペースが名曲喫茶だなんて、ちょっと考えられませんねぇ。

後で調べたら柳月堂というパン屋がやっているらしい。下で買ったパンやお菓子を食べてもいいんだそうだ。


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ビートルズと言えば、スウィングル・シンガーズよりもこちらの方がちょっと知られているかな。今でもキングズ・シンガーズはありますが、これは初代のメンバーです。