雨のち晴れ2024/04/01 14:31

朝のうち肌寒いくらいの気温で、ちょこっと雨も降っていたんですが、昼前あたりからカラッと晴れて、気温も19℃まで上がっています。まあ昨日が暑すぎたんですが、10℃近く下がってもまだ季節を先取りしたような陽気です。


パレードの蕾がやけに大きく膨らんできました。


朝のうちは雨も降ったんですが、ごく僅かですぐに晴れてきました。


すっかり春の花壇になりました。


ヴェロニカが満開です。


オールド・ブラッシュ


レンガのボーダー近辺は、一度バリカンを入れたほうがいいかな。


放っておくとなまはげのような新芽になるので、細かい枝を払いました。


コニファー



マラン・マレの「スペインのフォリア」。アレハンドロ・マリアスのガンバとラ・スパニャの面々。

春の陽気2024/04/02 14:07

もう連日20℃を超えるようになってきました。屋上もすっかり春の花壇です。

本日もドピーカン


スノー・フレイク


マーガレット


ヴェロニカ


バラの赤い新芽


芝生が緑になってきました。




サマルカンドのレギスタン広場での演奏。Luna Sefarditaという曲だそうですが、確かにユダヤっぽいといえばそうかも。最初のお兄さんはサルテリオを弾いています。次がギター。その次のお姐さんが弾いているのは、一見ハーディ・ガーディにそっくりだが、ニッケルアルパというスウェーデンのウプサラ地方の民族楽器だそうだ。弓で弾くハーディ・ガーディってことかな。

4/3マチェイ・スクシェチュコフスキ チェンバロ・リサイタル@フィリアホール2024/04/04 16:12

昨日(4月3日)は青葉台のフィリアホールまで出かけてマチェイ・スクシェチュコフスキという人のチェンバロを聞いてきました。なんでも去年のブルージュ古楽コンクール・チェンバロ部門の優勝者なんだそうだ。

この日はフランス物ばかりのプログラム。まずは小手調べのシャンボニエールのパヴァーヌ「神々の話」。クラヴサン曲集第1巻第5オルドルの冒頭を飾る堂々たる一曲。最初の一音から典雅なフランス・クラヴサンの世界に引き込まれる。この人は時間の感じ方が独特な気がする。音数の少ない曲でありながらも、決して物足りなさを感じさせない優雅な響きを織りなしていく。

2曲目はルイ・クープランの組曲。ト調の組曲としてノン・ムジュレのプレリュード、アルマンド、クーラント2曲、サラバンドを3曲(内1曲はシャンボニエールのクラヴサン曲集第1巻第5オルドルより)、最後に「シャコンヌあるいはパッサカイユ」と題されたト短調の曲。ノン・ムジュレのプレリュードは中間部で拍子のあるフーガになりひとしきり展開されたあと、また拍節のない部分になるタイプの曲。悠揚迫らぬノン・ムジュレとかなり厳格なフーガの対比、そしてまたしみじみと聞かせる無拍節のパートが交互に現れて両者の対比が面白い。アルマンド、クーラント、サラバンドの舞曲は、異なるリズムをしっかりと捉えた上で、更に装飾の面白さ、自在なテンポのゆらぎが幸せな時間を紡ぎ出していく。「シャコンヌあるいはパッサカイユ」は堂々とした3拍子の変奏曲。ルイ・クープランのこの形式の曲はいずれもかなり手の込んだ変奏を繰り広げるんですが、この曲もなかなか見事な変奏でした。

次にダングルベール。リュリの『アルミード』の中のパッサカリアをチェンバロ用に編曲したものらしい。いわゆるフランス風の華麗な装飾の様式を、これでもかってくらいに盛り込んだ一曲。リュリのオペラを彷彿とさせる演奏でした。

前半の4曲目はラモーの新クラヴサン曲集から組曲第1番イ短調。この時代まで来るといわゆる近代和声が確立され、フランスらしさを保ちながらもバッハ風の厳格な対位法までも連想される様式になってきます。マチェイはかなりのスピードでバリバリ弾き進んでいきますが、どの一音たりとも明瞭に打鍵され、曖昧なフレーズが皆無。ラモーの音楽のすべてが明らかにされ、明確で正確無比な演奏を繰り広げます。そして一番大事なこと、その音楽が生き生きと呼吸している。「3つの手」や「ファンファリネット」、「意気揚々」などの表題が付いた曲の鮮烈な高揚感。いやあお見事。ここまでが前半。一度も立ち上がらず、黙々と弾き続けることちょうど1時間。

後半の最初はフォルクレのクラヴサン組曲第3番ニ長調。親父さんの曲を、オリジナルのヴィオール用に出版し、さらに同じ曲をクラヴサン用に編曲して倅が出版したと伝わっています。フランス・クラヴサン音楽の頂点とも言える曲集。これもいい演奏でしたねぇ。舞曲の形式は放棄されて、もはや人物のポルトレ(ポートレート)ばかりが並ぶ曲集ですが、当時の人は当然のように理解できた人物像を、あれこれ想像しながら聞くのも一興。マチェイの演奏はそんな想像を喚起してくれる楽しさがありました。

最後にデュフリのクラヴサン曲集第3巻から、「レ・グラース(三美神)」、「ラ・フォルクレ」、シャコンヌ。フランス・クラヴサン音楽の掉尾をかざるデュフリ。優雅なロココの時代を代表する三美神。ラ・フォルクレは親父さんの方のポルトレでしょうか。感情の起伏に富んだ一曲でした。最後に堂々たるシャコンヌ。いやあ青葉台なんて初めての場所でしたが、ホントに行ってよかった。

田園都市線は主に川崎のあたりを走っているのかと思っていたら、青葉台って横浜市青葉区なんですね。このあたり川崎と横浜と東京の町田市が入り組んでいるらしく、土地勘のない人にはまるでチンプンカンプン。青葉台からちょっと西に行くとまた東京都町田市になるらしい。



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昨日も一日雨でしたが、今日も天気ははっきりせず。朝のうちちょっと降りましたが、1日中どんよりとした曇り空。気温は19℃ぐらい。




かなり遅いんですが、やっと芝生が緑になってきました。




ツツジの蕾


オールド・ブラッシュ


先日モミジの枝を払ったんですが、もう新芽が動き始めています。







寒い2024/04/05 14:23

真夜中に15℃ほどだった気温が、現在は10℃前後。急に寒くなりました。


狂い咲き(?)かな。スペクトラが咲いちゃいました。


朝のうちちょこっと雨も降りましたが、日中はどんよりとした曇り空です。


春の花壇。







トラッドのセファルティの歌なんだそうだ。'En el Jardin de la Reina'女王の庭っていうのかな、調べるとキューバの地名が出てくるんだけど、そうじゃなくてセファルディの音楽らしい。このところハマっているアンナ・アルカイーデの歌です。

4/6 マチェイ・スクシェチュコフスキ チェンバロ・リサイタル@所沢ミューズ2024/04/07 16:00

昨日(4月6日)はまたまたスクシェチュコフスキを聞きに所沢まで出かけました。この日はバッハばかりのプログラム。まず冒頭からフランス風序曲ロ短調。序曲とは言っても長大なフランス様式の序曲に続いて、7種類のフランス起源のダンスミュージックが連なるり、演奏には30分以上かか超大作。確かにフランス起源のアルマンドは入っていないんだなと再認識。序曲の付点リズムをしっかりと刻みながらも、自在なスケールが心地よく響きます。フーガの部分は実に鮮やか。クーラントのヘミオラがビシッと決まり、ガヴォットの1と2では上下の鍵盤の音色の対比が面白い。この日の楽器はカルスベークのミートケ・モデル。ケネディの楽器とは異なり実によく響く楽器、上下鍵盤の対比も心地よく味わえました。パスピエ、ブーレなども上下の対比が面白い。が、何と言ってもその集大成はエヒョ(エコー)。イタリア協奏曲と並んで、2段鍵盤のエコー効果のために作曲された曲。鮮やかでしたねぇ。

青葉台のときには1時間余り、狂ったように弾き続けていたマチェイ君ですが、この日は流石にフランス風序曲のあと一礼して袖へ。前半は平均律第1巻の4番、14番、19番を演奏。フーガだけではなく、前奏曲もしっかりと対位法的なアプローチを聞かせてくれて、面白い演奏でした。

後半はまずフランス組曲第2番ハ短調。アルマンドの歌い出しから対位法がよく聞こえてきます。クーラント、サラバンドと弾き進んでその後に、エアという賑やかな楽章。短いメヌエットを挟んでフランス風のジーグ。この曲もたった2声部ですが精緻な対位法の綾が鮮やか。スクシェチュコフスキという人は、バッハも決して弾き崩すことがなく、見事にその様式美を音にしてくれます。

後半は更に平均律から2曲。15番は急速な24/16拍子のプレリュードに続いて、6/8拍子のフーガ。最後に3重トリルのような音型が出てくるんですが、鮮烈と言ってもいいほど鮮やかに弾き倒しておりました。16番はぷるティータ第1番のプレリュードを思い起こさせるような穏やかな前奏曲に続いて、半音階的なフーガ。バッハは数学じゃないんだよ、音楽なんだよって強烈に主張する響きがしました。音楽的な愉悦がなければ、いかに厳格に弾いても聞き手には伝わってきませんね。

この日の最後はイギリス組曲第5番ホ短調。長大なプレリュードに始まり、アルマンド、クーラント、サラバンドと定型の舞曲が並び、フランス起源の軽快なパスピエが挿入され、最後にジーグ。バッハの様式感が音楽的表現と結びついて、このままいつまでも聞き続けたい、そんな稀有な一時を体験できて、本当に幸運でした。

平均律第1巻14番

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今日は2時過ぎに23℃まで上がりました。昨日は所沢まで出かけたんですが、ちょっぴり肌寒い感じがしました。デパ地下で弁当を買って、演奏会の前に花見をしようという算段でしたが最高気温は15.7℃。




航空公園という施設になっています。かつて米軍の通信基地があった広大な公園です。現在では東京航空交通管制部というのが置かれていて、東北地方南部から中国地方までの航空管制にあたっています。写真は国産初のターボプロップ機YS-11。


たんぽぽ


ネコヤナギ




土曜日で大勢の花見の客がいました。








いろんな種類の桜が植わっているみたい。






日本で最初にヒコーキが飛んだ滑走路。子供がボールを蹴っています。










倒れた桜から作られたフクロウ(?)


なかなかいいセンス。所沢の駅で見つけた宣伝パンフレット。