暖かな一日2022/12/04 14:37

最高気温は16℃ぐらい。風もなく穏やかな冬の日。

サハラ




シャルル・ド・ゴール


ストロベリー・アイス


ラ・フランス


アンナプルナ



面白いビデオを見つけました。1991年コーミシェ・オーパー・ベルリンの来日公演の『青ひげ』です。フェルゼンシュタインの演出。日本語字幕付き。

もみじ散る2022/12/01 15:06

昨日もちょっと触れましたが、屋上のもみじは赤くなる前に茶色くなって早々と散ってしまいました。


11月24日
サハラ


パパメイアン




この日は風が強くてピーカンでした。




ストロベリー・アイス




もみじも汚らしく散っています。


11月25日
パレード




イエロー・シンプリシティ




オールド・ブラッシュ


パパメイアン


レディ・ヒリンドン


もみじは完全に散りました。


11月中に枯れ葉を片付けるのは初めてかも。




オッフェンバックの『美しきエレーヌ』。トロイ戦争の開始の「そもそも話」。ゼウスの妻ヘラ、娘アテナ、美の神アフロディテの3人のうち、一番美しいのは誰と尋ねられた羊飼いのパリス。ヘラは自分が選ばれたら強大な権力を与えると言い、アテナは武運を授けると言った。そしてアフロディテは世界一の美女ヘレネ(エレーヌ)を妻にしてやると。どの賄賂がパリスにとって一番魅力的かと言えば、もちろんヘレネを妻にもらえるという提案。パリスはヘレネをトロイに連れ帰り盛大な華燭の典を催す。だけど腹の虫が収まらないのが、ヘレネの夫メネラオス。妻を取り返すためにギリシャ中の英雄を集め、ここにトロイ戦争が勃発する。

『美しきエレーヌ』第3幕からパリスのアリアと大詰め。演奏はミンコフスキ指揮のルーブル宮音楽隊。エレーヌはフェリシティ・ロット、パリスはヤン・ボイロン。サングラスをかけて船に乗っているのがパリスです。ヨーデルを巧みに取り入れたアリアです。パリのシャトレ座でのライブ。

冬の生垣2022/11/29 11:48

サザンカは10月から咲き始めています。今年はなかなかカラフルです。

今年はかなり花のつきがいいです。










スノーグース(バラ)。小さな花で真冬でも咲いています。


寒椿が咲き始めました。これも花つきがいいですねぇ。


寒椿もサザンカも春になって真っ先に刈り込むと、冬の花つきが良くなるみたいです。




オッフェンバックの『天国と地獄』、モンテヴェルディの『オルフェオ』の他にもう一つオルフェウス伝説を題材にした有名なオペラがあります。グルックの『オルフェウスとエウリディーチェ』。
シアトルオペラのトレーラーから有名なアリア。

ガーディナー指揮のオルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティックの演奏。なんとも日本語にしにくいオーケストラです。革命的ロマンティック・オーケストラってのもなんだかなぁ。

11/26 ボリス・ゴドゥノフ@新国立劇場2022/11/27 16:42

昨日(11月26日)は二国でムソルグスキーの『ボリス・ゴドゥノフ』を見てきました。スタッフ&キャストその他もろもろはこのページ。トレーラーはここ。舞台写真はこちら


生半可な鑑賞態度では簡単には読み解けない複雑怪奇な芝居でした。プーシキンの原作史劇云々、ムソルグスキーの音楽云々、それから今回のトレリンスキによる演出と音楽的なコラージュの問題(おそらく責任者は大野和士だろう)が絡んで、わけのわからないカットが多く、一体どの場面が目の前で進行しているんだか、それを想像するのもかなり難しい。

舞台上には蛍光灯で縁取られた立方体のようなものがいくつか。上手の一番手前の立方体はボリスのセガレであるフョードルの病室に固定されている。だんまりの役者が演じているんだそうだが、手足が突っ張って、かなり強烈な脳性麻痺のような仕草をしている。史実としてはイワン4世(雷帝)の世継ぎに軽い脳障害があって知恵遅れだったということだが、ここではボリスの世継ぎがかなり重度な障害を持っているように表現されている。その他の立方体は場面に応じて、様々な部屋として用いられているんだそうだ。何となく場所の区切りなのかなと見て思っても、後からプログラムを読むまでわからなかった。ステージ上では演じている歌手のクローズアップをいろいろな角度からリアルタイムで映し出したり、あるいはプロジェクションマッピングが映ったりしている。それぞれの意味を瞬時に読み解くことは不可能で、見る側にはストレスが溜まっていく。

極めて抽象度が高い舞台であるほかに、貴族も民衆も現代風の衣装を着て、いかにもサラリーマンといった雰囲気。ボリスに至ってはガウンの下は半ズボンにTシャツだったりする。つまり階級差がまるで見えてこない舞台だ。ということは権力者なるがゆえの苦悩とか、不安などはすべて一般化され、曖昧にされる。皇子殺しの過去が暴かれるのではないかという不安は、どこか他人事のように演じられる。

歴史劇の場合、衣装って重要ですね。ボリショイ・オペラの皇帝の衣装なんて高望みはしないけど、まるで階級差を感じさせない衣装って、ホントに人物の区別すらできない。クレムリン前赤の広場に集まってくる「パンよこせデモ」の民衆もネクタイしていたりするんで、一層不可解。それでいて、最後のボリス殺害の場では、心理劇を視覚化しようというのか、狼の被り物なんかを付けた民衆が登場する。バカみたい。

歌手はピーメンを歌ったジェネリーゼが群を抜いていました。というのもまだ若手ですが、数年前までボリショイ劇場のバスだった人。ジョージア人だそうですが、このバスはすごいぞって思いました。ボリスは随分前、ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』のマルケ王、『マイスタージンガー』のポーグナーなんかを歌った人だそうですが、主役を張るにはかなり軽い。89年のボリショイ引っ越し公演ではネステレンコが歌って、NHKホールの座席がビリビリっと共鳴したのを覚えています。やっぱりロシアのバスってのは独特な深い音色を持っていて、あれがないと特に『ボリス』のような演目は難しい。

音楽的なコラージュに関して大野がどんな見解をもっているのかプログラムでは表明されていませんが、作品解説のビデオかなんかで説明しているのかな? 都響は最初のファゴットからロシアの音を出していました。多分ロシア民謡なんかが使われているんだと思いますが、美しい響きでした。いつも素晴らしいアンサンブルを聞かせてくれる合唱団ですが、今回はがっかり。声の質の問題なのか、まるで民衆の魂の叫びに聞こえなかった。


11/24二期会『天国と地獄』@日生劇場2022/11/25 11:51

昨日(11/24)は日生劇場で二期会の『天国と地獄』を見てきました。平日のマチネ、こんな時間にお客さんが来るのかなって、他人事ながら心配でしたが、1階は8割方埋まっていて、2階は1/3ぐらいかな。天井に2万枚のアコヤ貝を埋め込み、音響のためだそうだがガウディ建築のようにウネウネした曲線を強調した村野藤吾設計のホール。60年近く前、ベルリン・ドイツオペラで杮落し。若き日のマゼールやベームが振っていました。NHKが中継していましたが、他のチャンネルでもNHKから放映権を買って流していました。今はミュージカルばかりやっている小屋で、私自身は滅多に中に入ることはないんですが、でも来ると妙に落ち着く内装です。ちなみに12月は市村正親主演の『スクルージ(クリスマス・キャロル』が25日まで上演されるそうだ。前に来たときはミラノ・ピッコロ座の『コジ・ファン・トゥッテ』を見た記憶があります。もう20年以上前。光の魔術師と言われたジョルジョ・ストレーレルの遺作となった演出。

二期会の歌手たちは声はもちろんのこと、ずいぶん芝居もうまくなりました。この日も笑いの耐えない上演。スタッフ&キャストはこのあたり。まずもってユーリディスの冨平安希子安定感がすばらしい。かなり難しいコロラトゥーラも難なくこなしていました。また立ち姿も美しく、これならジュピターも惚れるなって感じ。オルフェの下村将太は美声を響かせていましたねぇ。倦怠期の旦那役をコミカルに演じていたと思います。第2幕、リヤカーに乗って登場し、いきなり祝詞(のりと)を上げるかのような発声で「地獄にやってきたぞ」と歌い出した瞬間、笑いが場内を包みました。ジュピターの杉浦隆大、プルートの高田正人も役になりきって、神々のいやらしさをとことん強調して、はっちゃけておりました。キューピッドの松原典子、そして「世論」の手嶋眞佐子もそれぞれ役柄になりきって好演。

原田慶太楼指揮の東フィルも、小さな編成で頑張ってました。ハエに変身したジュピターが「ズズズズー」と歌う場面では、指揮棒をハエたたきに持ち替えて笑いを誘っておりました。ちょっと頭の足りない門番とプルートの対話で、どうしても「ジュピター」という言葉が出てこないとき、オケはモーツァルトのシンフォニー41番(言わずとしれた「ジュピター」交響曲)をさり気なく演奏して、これも大喝采を浴びておりました。演出は鵜山仁。もと新国立劇場の演劇部門の責任者だったひとですが、このオペレッタに関しては大成功だったんじゃないでしょうか。

帰りに数寄屋橋を通りかかったら、年末ジャンボを買い求める長い行列ができていました。ここの売り場が当たり券がよく出るんだそうですが、やっぱり不景気って言葉が身に染みる今日このごろでございます。