東福寺 II ― 2020/11/24 09:43
東福寺は京都五山の第四位に位する臨済宗の名刹。
禅寺ですから庭は枯山水。
方丈の庭は1939年に重森三玲が作成したもの。
龍安寺の石庭と比べると、かなりダイナミックで雄大な景観です。
ロックガーデンの南庭から右回りに縁側を歩くと西庭が見えてきます。
きれいに刈り込まれたサツキと白砂のコントラストが鮮やか。
南庭と西庭の間のデッキから、先程渡ってきた通天橋を眺めることができます。これを見ても通天橋がさほど混雑していないのがわかります。
北庭は敷石と苔の市松模様。
空を見上げると青空に真夏のような雲が出ていました。
ちょっと写真の撮り方がまずいんですが、東庭は古いトイレの柱の余材を使って北斗七星を表現しているんだそうだ。
庭園ガイドというサイトから写真を拝借。
方丈をぐるっと一周して枯山水の南庭に戻ってきました。
最後に東福寺の谷にかかる3つの橋のうち、一番下流に位置する臥雲橋からもう一度通天橋と背後の方丈を振り返り、後ろ髪を引かれる思いでモミジのお寺を後にしました。
東福寺 I ― 2020/11/23 23:27
京都でモミジの名所というと必ず名前が挙がるお寺です。それだけに観光客の人数も並大抵じゃない。数年前に秋に来たときには、中国人の観光客もかなり多かったと記憶していますが、まさに満員電車並みの混雑でした。
それなりに観光客はいるんですが、数年前の混雑を覚えているので、ちょっと拍子抜けの感があります。
通天橋の開山堂側から方丈を望む。
開山堂の庭
いよいよ通天橋を渡ります。
方丈側
臥雲橋側
今年の気候のせいか、色づきはイマイチの感がありますが、それでもみごとな紅葉です。
京都の紅葉はあくまでも人工の美。庭師の一年間絶えることのない作業があって、この景観を楽しむことができるものです。
通天橋の上も、かなり余裕をもって立ち止まったり、行き来できるくらいの人混みでした。数年前は写真撮影禁止で、すし詰め状態まま「立ち止まらず、真っすぐ歩いてください」って係員に急かされたものですが。
今年は近来まれに見るラッキーな年だったのかもしれない。
東寺 ― 2020/11/23 22:52
11月19日はまず近場の東寺へ。この日は朝から猛烈な暑さ。最高気温は27℃ぐらいまで上がったそうだ。
強烈な日差しで、汗が吹き出します。
さほど広くはないですが、五重塔近辺の庭もモミジは見頃になっていました。
秋の特別公開で五重塔の内部が覗けるようになっていました。柱の彩色はかなり色褪せてはいますが、はっきりと形を留めています。塔の内部もミニ立体曼荼羅になっているんですね。
塔頭の観智院というところで五大虚空蔵菩薩が公開されていました。菩薩は手前から迦楼羅(ガルーダ)、孔雀、お馬さん、象さん、ライオンさんの背中に乗っています。
嵯峨野から常寂光寺へ ― 2020/11/23 22:32
宝筐院を出て常寂光寺へ。何度か訪れたことがあるお寺ですが、お隣の二尊院よりは情緒があるかな。できればくろべえに会いたいな、なんて下心も。
嵯峨野の秋
小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば
今ひとたびの みゆき待たなむ
小倉山の麓、常寂光寺にやってきました。
午後の2時半ごろですが、すっかり小倉山の陰に入っちまって、ちょっと写真はバエない。
売店のお姉さんの話では、「朝のうち、くろべえはここらへんで遊んでいたけど、あまりに人が多くなっちゃったんでどこかに隠れちゃったみたい」ということ。せっかく拝観料を払ったのにもったいないとは思ったんですが、こりゃ仕方ないと、早々に退散しました。
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