大野和士指揮都響、ヴァイオリン アリーナ・イブラギモヴァ ブラームスのヴァイオリン協奏曲、交響曲第2番2022/09/04 15:01

昨日(9月3日)は池袋の芸術劇場で大野和士の指揮で都響を聞いてきました。まずはヴァイオリンのイブラギモヴァでブラームスの協奏曲。ロシア出身のヴァイオリン弾きですが、子供の頃にイギリスに渡って音楽教育を受けた人。父親もロンドン交響楽団のベース弾きでした。

ボッテジーニのヴァイオリンとダブルベースのためのグランド・デュオ。イブラギモヴァ、イブラギモフ親子の演奏です。

いやあ美しかった。弦は14型でちょっと大きいかなって気がしました。確かに出だしは楽器がなかなか鳴りがよくなくて、ちょっと苦労したみたいですが、次第に調子を上げてきて、見事な歌の世界を展開していました。オーボエの極上の音色に乗った第2楽章の静謐なアンサンブルは聴き応えがありました。第3楽章の勇壮なロンドのテーマはじっくりと落ち着いて弾き、最後のコーダの盛り上げ方もやたらと騒ぐことなく大人のブラームスを聞かせてくれました。

啓蒙時代オーケストラとの共演でブラームスの協奏曲

後半はブラームスの交響曲第2番。ブラームスの交響曲の中では明るく伸びやかな音楽。ベートーヴェンの10番を目指して悪戦苦闘した最初の交響曲とは逆に、わずか半年で作曲されています。その筆の進み具合のように次から次へと楽想が湧いてくるような音楽。大野は細部にまでこだわってニュアンスを彫琢し、美しい音楽に仕上げていました。特に第3楽章の田園風のダンスミュージックでは、管楽器のアンサンブルが絶妙でした。そして第4楽章の圧倒的なフィナーレ。いやあ、しみじみブラームスっていいなと思えた演奏でした。

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一昨日は6ミリほど降りました。昨日は比較的涼しくて最高気温28℃ぐらい。今日は30℃まで上がっています。

今日はまあまあのお天気。


ストロベリー・アイス


桔梗の花ってこんなものかな。あまりたくさん咲くわけじゃないみたいだ。


サルスベリはちょっぴり端境期。もうすぐ9月の満開になるはず。


このところの雨で芝生がすっかり伸び盛りです。

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