1/21 アクセルロッド指揮のN響 ヴァイオリン服部百音2022/01/22 11:42

昨日は池袋の芸術劇場でジョン・アクセルロッド指揮のN響を聞いてきました。休憩なしの1時間ちょっとというコンセプトの演奏会です。最初にヴァイオリンの服部百音(もね)のソロでブルッフの1番。曾祖父さんが「青い山脈」や「銀座カンカン娘」の服部良一。祖父さんが「カノッサの屈辱」のテーマで有名な服部克久。そして父親があの「のだめカンタービレ」の音楽を担当した服部隆之という、有名な服部一族のサラブレッド。まだ22歳かな。テクニシャンだ。ブルッフっていうとなんか地味〜な曲、第3楽章しか耳に覚えがない曲ですが、それでも聞かせどころを心得た弾き方だったと思います。音も美しい。ただ、何というのか気負いすぎて終始ビロビロのビブラートがキツく、あまりにもコッテリとした印象なんですねぇ。おまけにアンコールに「庭の千草変奏曲」をやらかして…まあ、そっちの方の演奏家なのかなと。ザハール・ブロンのお弟子さんだそうで、確かにその感じだ。

次にブラームスの3番。これはなかなかよかった。アメリカ人でバーンスタインの弟子。そしてなんと晩年のイリヤ・ムーシンにも師事したんだそうだ。京都市交響楽団の指揮者だそうだが、最近京都のオケは評判がいいですね。ブラームスにしては編成をちょっと絞って、しなやかな音楽をやっていました。弦の響き、管のアンサンブル、いずれもなかなか素晴らしい音楽でした。ただ、あまり大きな声じゃ言いたくないけど、最近のN響のホルン、ちょっとなんとかならないかな。

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今日は寒さがちょっと緩んできたみたいです。

昼前に気温が8℃まで上がっています。


芝生は緑のところと黄色っぽい部分がはっきり分かれてきました。








今年はローズヒップがやけに目立ちます。


スノー・フレイクの芽




ブラームスのホルン。