新国立劇場 ドン・ジョヴァンニ ― 2014/10/25 21:48
今日はポカポカしていいお日より。気温も平年並みだったみたい。今日は久々にバラの写真です。
アンナプルナ
バーベナ
クリムゾン・グローリー
ダリア
西洋芝がちょっと伸びています。明日あたりまた芝刈りかなぁ。
芳純
インカ
紅茶の香りのレディ・ヒリンドン
ヒコーキ
イギリス人が大好きな中国バラ。オールド・ブラッシュ
バラの王様、パパメイアン
ピンクの花は国名がそのままついているラ・フランス
楽園
オレンジ・マザーズデイ
ホワイト・クリスマス
イエロー・シンプリシティ
グリシャ・アサガロフの美しい舞台。初演から数えて3回目の公演になります。2008年はルーチョ・ガッロ、2012年はマリウシュ・クヴィエチェンがタイトル・ロールを歌いました。そのほかにもアガ・ミコライやらエレーナ・モシュクなんかが登場して、かなり上質な上演を続けてきましたが、今回のキャストもなかなかのもの。
今回の掲題役アドリアン・エレート、悪くはない。けど、ドン・ジョヴァンニの役柄に最適だったかと言われると、ちょっと疑問が残ります。なんたって前回のクヴィエチェンが、気障ったらしい女たらしのまさに王道を行く役作りでしたし、最初のルーチョ・ガッロだって色気のある悪をやらせたら超一流。ただ今回のエレートは、小柄で粋で、小回りのきく軽さという武器があり、今までとは別の意味で役の持ち味を引き出していたのかなと思います。
ドンナ・エルヴィラのミコライ、ツェルリーナの鷲尾とマゼットの町、それぞれに楽しい歌と演技でしたが、女性ではドンナ・アンナのカルメラ・レミージョ、その相手役のドン・オッターヴィオがなかなか聞かせてくれました。特にドンナ・アンナの第二幕の技巧的なアリアは拍手喝采でしたねぇ。
レポレッロのマルコ・ヴィンコの楽しい弾けっぷりも見事。ドン・ジョヴァンニと復讐に燃える女たち、それに付き添う男たち、間を取り持つレポレッロ、いずれも粒選りの歌手が揃って、アンサンブルの楽しさを満喫した上演でした。あ、それに騎士長の妻屋もすっかりお馴染みになった、ちょっと漫画チックな白塗りでドラマを盛り上げていました。
ラルフ・ヴァイケルト指揮の東フィルは弦の人数を少なめにして、管楽器がツンツンと尖った軽快な響きの音楽を聴かせてくれました。
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