ラップまたは「秋田音頭です」 ― 2013/06/25 17:50
昼前には気温が25℃を越えて、今日はどこまで暑くなるんだろうと思ったら、昼過ぎから全く予報にもなかった大雨が降り出して、気温も20℃ぐらいまで下がりました。屋上にもいいお湿りで、こういう天気予想屋の大外しはハーチー・ウェルカムですよ。
クリムゾン・グローリー
つぼみがたくさん付いています。
昨日はつぼみだったシャルル・ドゴール
ドゥフトゴルト、その名の通りいい香りです。
ザ・マッカートニー・ローズ
今年のニューフェイス、マダム・アルフレッド・カリエール
このマツバボタン、どこからか種が飛んできたのか、あるいは小鳥の落とし物に種が入っていたのか、4年ぐらいで庭中に広がりました。
パーゴラのサハラ
同じくパーゴラのスペクトラ
スペクトラは最初鮮やかな黄色で、次第に赤くなり、最後は色が抜けたように白く変化します。
昨日たまたま「ノーエ節」を取り上げてしまったんで、今日も民謡を・・・
「秋田音頭です」
(ハイ、キタカサッサ、コイサッサ、コイナ)
歌い出しの「ヤートセー」だけしかメロディーがない珍しい民謡。後はず〜〜っとリズムだけのラップです。とりあえずよく歌われる歌詞はこちら。
ゝを8分休符、○を4分休符とします。リズムのパターンは日本語のシラブルを8分音符だとして表記すると次のようになります。(4小節目の「コ」、8小節目の「パ」は4分音符。)
4/4
|ゝアキタメイブツ|ハチモリハタハタ|ゝオガデオガブリ|コ○○○|
|ゝノシロシュンケイ|ゝヒヤマナットウ|オオダテマゲワッ
|パ○○○|
小節の始めに休符が入るとちょっと軽くてリズミカルな雰囲気になります。日本語のシラブルの都合で休符が入ったり入らなかったりするのもリズムに変化をつけます。また日本語の意味上の区切りと、この小節線が微妙にずれる面白さもあります。
* 秋田音頭
もう一丁。こっちのほうが言葉は聞き取りやすいかも。
* 秋田音頭
この音頭は相当古いものだそうで、佐竹の殿様が江戸開府に伴って秋田に移封された頃にはすでに原型があったらしい。現在では秋田の港の祭りで歌って踊られているそうです。
もう何十年も前、TBSの連続ラジオドラマで、ホメーロスの『オデュッセイア』をやっていたことがあります。小島一慶や、確か中山千夏なんかも出演していた抱腹絶倒のドラマでした。ドラマの中で毎回一度はオリュムポスの神々が宴会を開くんですけど、そこで歌われるのがこの秋田音頭の替え歌。もう中味はすっかり忘れちゃったけど、面白かったなぁ。毎回よくもまあ次々と替え歌ができるもんだと感心して聞いていました。「小皿叩いてチャンチキおけさ」風のチープな鳴り物と、わけのわからない合いの手が、下品で猥雑なギリシャの神々の酒盛り(シュムポシオン)にぴったりだったのを覚えています。
今でもとんでもない替え歌が出回っているようなので、興味がある方は検索してみてください。
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