河津桜2011/02/13 21:47

先週、伊豆の河津に行ってきました。毎年この時期にぶらっと行く所なんですが、今年はなんと「桜祭り」が2月の5日から始まっていて、屋台がずらっと立ち並んで営業していました。でも桜はやっと開き始めたかなってところ。客足もイマイチだったかなぁ。

毎年のことなんで、観光ルートから外れたところをテクテク歩いてみました。まずは室町時代の終わり頃に砦があった城山。海抜180メートルぐらいの小山ですが、海岸から険しく突き上げていてちょっとしたアルバイト。一汗かかされます。今井浜海岸の側の、会社の保養所なんかが立ち並んでいる一画から登ってみました。するとすぐに桜の木が・・・

まだ一分咲きとも言えないくらい。
河津桜

河津桜

河津桜(つぼみ)

保養所のわんこが出迎えてくれました。

由緒ありげな石畳を踏みしめながら急な山道を登っていくと、古びた道祖神というのか石仏というのか、そんなようなのがやたらと目につきます。眷属を従えたかなり大きいのもあれば、小振りなお地蔵さんのようなのも。
石畳

道祖神

道祖神

道の途中に河津三郎の由来が書かれた真新しい石碑があったんですが、それによると河津三郎ってのは曾我兄弟の実の父親なんですねぇ。河津三郎が暗殺されたあと、未亡人の満江が幼い十郎、五郎の兄弟を引き連れて小田原の曾我氏と再婚したもんだから、兄弟も曾我姓を名乗るようになったという次第。説明されればいかにもありそうな話ですね。要するに、河津三郎が暗殺されたために、曾我の仇討ちの物語が生まれたってことになります。

城山から下ってきて、川の土手に開花が進んだ株を発見。ソメイヨシノよりもピンクが濃い感じがします。菜の花とのコントラストもなかなかなものでございます。
河津桜と菜の花

河津桜

泊まっているホテルの駐車場にも一本満開の桜がありました。こいつはいつも早いんですよねぇ。
河津桜