11/21佐藤俊介、鈴木秀美、スーアン・チャイ@浜離宮朝日ホール2022/11/22 11:15

佐藤俊介、鈴木秀美、スーアン・チャイのトリオを聞きに浜離宮朝日ホールまで出かけてきました。曲目はシューマンの幻想小曲集、ブラームスのピアノトリオ第2番、第1番。

シューマンの冒頭、ヴァイオリンの音色がなんか変だ。ポルタメントを多用して、ズリ上げたり下げたり。もともとクラリネットの曲で、ヴァイオリン用の譜面も最初から出版されたそうだが、どうも佐藤の音楽はシューマンの音楽とはかけ離れている。次第にヴァイオリンの調子も上がってきたんだけど、どうもピアノとのバランスも良くない。続いてブラームスのピアノトリオ第2番。チェロの鈴木秀美が加わって、一層音が汚くなって、なんとも言えない「ゲンダイオンガク」感が漂う。鈴木ってもうちょっとうまかったよねぇ。というわけで、体は正直。Swimmerに襲われ爆睡。

後半はピアノトリオの第1番。2番に比べて若書きですが、ほとばしる情熱がストレートに伝わる曲です。ところがチェロの歌いだしがとんでもなく不安定。なんで客が音程の心配をしなきゃいけないの。第2楽章のスケルツォはまあまあ聞けたかな。速い楽章だと、音は汚くても勢いでそれなりに聞こえてしまいます。それにしても弦の2人が不安定で聞いていられない。第3楽章のアダージョの冒頭、弾き始めのノンビブラートの部分がとんでもなく汚い。中間部のビブラートを効かせる部分はいくらかマシ。第4楽章は多少聞けたかな。一応最後は盛り上がっていました。

開演前に歌舞伎座そばのナイルレストランでムルギランチを食す。「インド人嘘つかない」でお馴染みの、ナイルのオヤジの顔が見られないのはちょっと寂しいですが、まあ〇〇ハラスメントに対して厳しいご時世でございます。きれいな着物のマダムなんかがいて、歌舞伎座の襲名披露に来た人かななんて想像を巡らせましたが、この日は歌舞伎座は休演でした。

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