ジャコモ・カリッシミの『勝利だ、私の心よ』2014/02/16 22:07

大雪から2日目。かなり融けてきましたが、まだまだ屋上の大部分は八幡宮(雪ノ下なんちゃって)。

昨日は雨が上がってからもどんよりと曇っていましたが、今日は一転快晴でした。ただし猛烈な北風が吹き荒れて、体感温度はかなり低め。でも実際の気温は9℃ぐらいまで上がったそうで、街中の雪もかなり融けました。

冬山のように青い空。


近所の家の屋根。

屋上の三和土に積もった雪はかなり融けました。

西側正面のコニファー。風が強くて被写体がブレていますが、内側の緑の葉っぱが見えています。これはおとといの雪が葉っぱの間に積もって、重みで枝が曲がっためです。

こちらのすらっとしたコニファーも、雪の重みで株元の枝が横に張っています。

最後のクリムゾン・グローリー。

北東側の花壇。

北の花壇。

少しずつ日が高くなり、200メートルほど離れた高層マンションの上を太陽が通過するようになったので、屋上の日当たりは全体に良くなっているはずなんですが、やはり北寄りの方が融けるのも早いみたいです。

南側花壇。

つるバラの根元だけはちょっと融けているんですが・・・

北西花壇。ミニバラの根元はすっかり融けています。

ピンクのミニバラ。

西側

西のモミジ。

北側一等地のストロベリー・アイス。

北側に顔を覗かせたすみれ。





『イタリア歌曲集』からバロック真っ盛り、17世紀の作曲家カリッシミのカンタータ『勝利だ、私の心よ』。失恋というか、恋の終わりを歌っているんですが、愛だ恋だの苦しみから解放された心の安らぎを軽快に歌い上げる、ちょっと逆説的な一曲。

Vittoria, mio core
non lagrimar piú,
é sciolta d’Amore
la vil servitú.

Gia l’empia a’tuoi danni
fra storo di sguardi
con vezzi bugiardi

dispose gl’inganni;
ie frodi,gli affanni
non hanno più loco,
del crudo suo foco
è spento l’ardore!
Da luci ridenti
non esce piú strale

che piaga mortale
nel petto m’avventi:
nel duol, ne’tormenti
io piú non mi sfaccio
è rotto ogni laccio,
spario il timore!

勝利だ、私の心よ
もはや涙を流すな、
「愛」へのへりくだった奉仕は
終わったのだ。

かつてはあの残酷な女が
偽りの愛嬌を持って
数多の眼差しで
お前をたぶらかし傷つけたが、
欺瞞も苦悩も
もはや無く、
彼女の惨い火の熱も
消えてしまった。

私の胸の中に
致命的な傷を与える矢は
ほほえむ光りのような瞳から
もはや飛び出して来ない。
私はもはや、悩みにも苦しみにも
身を滅ぼすことは無い。
すべての絆は解け
恐れは消えてしまった。

まずバルトリ姐ちゃん。

そしてホロストフスキ−。