2/19 ジャパン・ナショナル・オーケストラ旗揚げ公演@所沢2022/02/19 23:00

今日(2月19日)は所沢ミューズで反田恭平が社長を務めるジャパン・ナショナル・オーケストラの旗揚げを聞いてきました。まずはメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。独奏は岡本誠司という人。反田の指揮はかなり几帳面だ。きちんとリズムを刻んでいくんだけど、必要なときには表情豊かなルバートも効果的。岡田誠司もこの几帳面な音楽によく合っていたようだ。控えめなヴィブラートに好感が持てる。オケの弦も全体的にヴィブラートは控えめで、清楚な音楽でした。ただ、岡本誠司という人、このオケのコンマスでもあるようだが、なんか反田の手の内で踊っている感じで、感情がほとばしるとか、瞬間に没入するとか、音楽に感情を乗せることがあまり得意ではないみたい。それから、音量が決定的に足りない。弦が(ファーストから)5−4−3−2−1という編成なんだけど、tuttiで埋もれてしまう。まあ楽器の問題かもしれないけど。

後半は反田のソロでショパンのコンチェルト第1番。去年の10月あたりからしつこく聞かされた曲です。これは反田もオケの面々も自家薬籠中の曲。本当はメンデルスゾーンのコンチェルトを弾く予定だったんですが、あまりにもショパン、ショパン、ショパンと騒がれたおかげで、曲目まで変更になってしまって、死にものぐるいでチケット争奪戦に参加した身としては、かなりがっかり。溌剌としたメンデルスゾーンを聞きたかったんですがねぇ。

まあ、でもショパンのコンチェルトはこの世のものとは思えないcelestialな演奏。どの部分を取り出しても完璧の一語に尽きる。出だしからオケの迫力がバイオリンコンチェルトとは格段に違いましたねぇ。オケを自在に操りながら、完璧なピアノ演奏を聞かせてくれました。その音色の美しいことと言ったら、まさに天上の音楽。教会の天井に描かれている天使奏楽図そのもの。なんて言っても感想文にはなりませんねぇ。この日が旗揚げ初日で、全国津々浦々をめぐるようなので、ぜひ実際にお聞きになって下さいな。

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