ドニゼッティ 『ドン・パスクワーレ』 新国立劇場 ― 2019/11/12 14:50
昨日(11月11日 snake eyes=ピンぞろ)は2国で『ドン・パスクワーレ』を見てきました。スタッフ、キャスト、動画はこちら。 舞台写真はここ。
まず演出がおしゃれ。たわいもない喜劇なんですが、芸達者な歌手が揃って楽しい舞台を見せてくれました。デブで吝嗇な老人ドン・パスクワーレを演じたロベルト・スカンディウッツィ、ドンの主治医マラテスタのビアジオ・ピッツーティ、この二人の息の合った掛け合いはみごとでした(ビデオの3分30秒あたりから)。マラテスタはフィガロのような狂言回し。軽やかな仕草も芝居にぴったりはまっていました。アルメニア生まれの若手でノリーナを歌ったハスミック・トロシャンは、大舞台をものともせず、メリハリの効いた声でみごとに歌いきっていました。修道院を出たばかりのソフローニャが結婚証書に署名したとたんにがらっと性格が豹変して、老人(ドン・パスクワーレ)を手玉に取り始めるあたり、なかなかの芸達者ぶりを発揮していました。エルネストのマキシム・ミロノフは、上記のの3人に比べると今ひとつキャラが立たなかった気がしますが、ドン・パスクワーレからすれば一家の黒羊、まあ一途なお坊ちゃまといったところを初々しく演じていたのかなぁ。
合唱の場面(ビデオの2分45秒から)はみごとでした。やっぱり2国の合唱団は超一流です。それとこの一場だけに登場する舞台装置もすばらしい。コッラード・ロヴァーリス指揮のこぢんまりとしたオケ(東フィル)は、何となく見世物小屋の楽隊といった趣で、わざとなんだと思いますがラッパがやけに安っぽい響きを出しみせたりして、それはそれで楽しかった。なかなか粒ぞろいの歌手陣を揃えた見応えのあるプロダクションだったと思います。
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昨日は夜中と午後に合計8ミリほど雨が降りました。今日はドピーカン。気温も21.7℃まで上がっています。
アンナプルナ
ブルー・ムーン
いい天気です。
オレンジ・マザーズデイ
ホワイト・クリスマス
パパメイアン
ピンクのラ・フランス
ヴィオリーナ
ストロベリー・アイス
イエロー・シンプリシティ
パレード
春先と違って秋のバラは結構持ちがいい。
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