ロト指揮の都響で『ペトルーシュカ』と『火の鳥』 ― 2016/04/13 12:17
昨日(4月12日)は上野の文化会館でグザヴィエ・ロト指揮の都響を聞いてきました。曲目はストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ』と『火の鳥』。
上野まで出かけるんならカラヴァッジョでも見てくるかってことで、3時頃には西洋美術館に到着。なかなか充実した展覧会でした。目玉は世界初公開の「法悦のマグラダラのマリア」という曰く付きの一品。カラヴァッジョが亡くなる時に持っていた3点のうちの一つなんだそうだ。死を目前にしたマグダラのマリアの表情が見所。
全体に展示のテーマの設定が面白くて、人も少なく、飽きずに見ていくことができました。特に西洋美術館所蔵のラ・トゥールと並べて展示したあたりは秀逸。「斬首」なんてコーナーもあって、メドゥーサの首の絵も展示されていました。斬首というとやけにモダンな美少女に見えるユーディットが有名ですが、今回は来ていませんでしたねぇ。ところで昨日ユーディットを描いたもう一枚が出てきたというニュースが世界を駆け巡りました。
一時間以上かけてゆったりとカラヴァッジョを堪能してから、精養軒でお茶。不忍池周辺の桜は八重桜がまだ多少残っていたかな。それよりも緑の新芽が目に鮮やかな季節になっていました。清々しいという言葉がぴったり。生ビールを2杯ほど飲んで、演奏会までは時間がまだちょっとあるんで、広小路の龜屋で早めの夕食。よく老舗がすぐ近くに並んでるってことがありますね。京都鳥居本の鮎料理屋だとか、祇園巽橋近くの鯖寿司の店だとか、神田の藪と松屋とか。上野広小路の鰻屋も不忍通りを挟んで南が伊豆栄、北側に龜屋 一睡亭が向かい合っています。食べログの星の数だと龜屋がわずかに上回っていますが、まあ誤差の範囲でしょう。人それぞれの好みだと思いますが、伊豆栄のタレはべたっとした甘口、龜屋はさっぱりしたタレです。値段は似たようなもの。
さてさて肝心の都響の演奏ですが、『ペトルーシュカ』はなかなかカラフルで、楽しい演奏だったと思います。だけど『火の鳥』はまずい。まず第一にバレエなしで全曲演奏ってちょっと聞いてるのが難しいですねぇ。「あ、火の鳥が王子に捕まったところかな。自分の羽を1本抜いたな」とか「王子が羽を振って火の鳥を呼んでるところだ」とか「ここは卵をぐるぐる振り回して投げつけたところだ」ってな具合に要所要所はわかるんだけど、ペトルーシュカほどはっきりと場面分けできる作品じゃないから、頭の中でイメージがついていかないところがどうしても出てきちゃいます。そういった時に聞き手の心をぐっと引きつけるのは演奏の切れ味だと思うんですが、都響の持ち味はどちらかというとまったりマーラーでもやっているのがお似合い。特に金管の腰の引け具合は特筆に値します。とてもレ・シエクルのようにはいきませんでした。でも一階の最前列に座っていたオッサンが一人だけやけに興奮して「ぶらぼ」を連発していました。どういう耳をしているんだろう。あれじゃ贔屓の引き倒し。都響ってかなり変な客が居着いているみたい。「褒め殺し」って言葉を久々に思い出しました。
ロトは去年読響で見事な『幻想』を聞かせてくれたんで、ちょっと楽しみにして出かけたんですが、やっぱりオケの力量とは言わないまでも、向いている方向が全く違うんだなって思い知らされた一夜でした。
ロト指揮レ・シエクルの『火の鳥』。演奏者の感じ方も技量も違い過ぎます。
キーロフ・バレエ、パリのシャトレ座での公演。火の鳥はディアナ・ヴィシュネヴァが踊っています。
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今日はどんよりと曇って今にも雨が降ってきそうな空模様です。写真は昨日撮影したもの。
レディ・ヒリンドンの新芽
オダマキのつぼみが突然上がってきました。
ところで隣の解体現場
これから右奥の廃屋を解体します。
一時間後。壁に穴を空けて内部はほぼ壊し終わっています。
ブルドーザーとパワーショベルの両方の機能を持った重機です。
足場を組んで埃よけのシートを張っています。バングラ人か、イラン人かわかりませんが、実に手際がいい。
一度重機を運転してみたいんだよなぁ。
この日の午後には全部解体が終わりました。ガラを運び出して、今日からは整地をしています。
イギリス人お気に入りのドイツのバラ、クリムゾン・グローリー。今の時点で横幅1メートルを超えています。
奥の赤紫の花はストックかな。
タイツリソウ(ケマンソウ)
平戸ツツジがほころんできました
























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