サルテリオ、プサルテリウム、etc. ― 2013/02/08 17:39
北風がビュービュー吹いて、寒い寒い一日でした。つい数日前に春が始まったとはとても思えない天気ですニャー。
2週間ぐらい前に植えたヒナソウ。はかなげな花です。
ラ・フランス。今年はしぶとく咲いています。
こっちのつぼみまで開くつもりかも。
やや水気が抜けていますが、ザ・マッカートニー・ローズとレディ・ヒリンドンは花盛りです。
最後の楽園。映画のタイトルみたいだ。
スペクトラ
イエロー・シンプリシティ
一般的にはバチで叩くのをダルシマーとかツィンバロンと呼ぶのに対して、箏や琴のように爪弾く系統の楽器をサルテリオとかプサルテリウム・・・(ここらへんの表記に関してはほとんど無数と言ってよいほどヴァリアントが存在します)と呼ぶことにします。日本や中国のものは付け爪で弾く、いわゆるピック(プレクトラム)弾きですが、ヨーロッパのはどうなのかな。まずアントン・カラスのツィター。
右手の親指だけ琴爪をしていますねぇ。左手は大正琴やハワイアンのスチールギターのような使い方を
しています。メロディーをもっぱら右手の親指だけで弾く演奏は、日本の箏と同じです。もう一つツィターが登場する『ウィーンの森の物語』。
さてサルテリオです。前にも紹介した名人ベゴーニャ・オラビデ。カルロス・パニアグア夫人です。もちろん楽器はカルロスが復元したもの。ビデオを見ていると、親指と中指でピックをつまんで弾いているように見えますが、どうでしょう? 左手はハーモニーを奏でるだけで、爪やピックは使っていないみたい。ずいぶん以前、実演を聞いたときには、日本の箏と同じく、右手の親指、人差し指、中指に、金属の付け爪をはめていたような気がしたんですが、いろんな奏法を試しているのかもしれません。
向かって左側の楽器はピック弾きのリュート、いわゆるアンダルシアのウード。右のはアラブのヴァイオリンでしょうか。アラブ音楽では、ごく普通のヴァイオリンを膝に乗せて演奏することも多いんですが。
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