芝刈り ― 2025/06/01 15:08
昨日はよく降りました。今日は一転して快晴。夏日近くまで気温も上昇しています。
青空は久しぶりのような気がします。
トリテレイア
先週は比較的気温が低かったので、芝生はさほど徒長はしていないんですが、8日ぶりに芝生を刈りました。ケンタッキーブルーグラスを蒔いていた時ほどではないんですが、ファーレンハイト90でも多少ストライプが出ています。
インカ
ヴィオリーナ
ドゥフトヴォルケ
芳純
ヴィオラ。この数年ヴィオラは植えていないんですが、何回目かの夏を乗り切って咲いているみたいです。全然気が付かなかった。
ラトビア出身のメゾ、エリーナ・ガランチャの歌で、レハールの『ジプシーの恋』から「聞こえるあの調べ」。ガランチャというとメトのカルメンで一躍脚光を浴びた感がありますが、この歌もチャールダーシュです。デビューしたばかりの頃、初台の新国立劇場で『ホフマン物語』のニコラウス(=ミューズ)を歌っていたんですが、その直前にザルツブルクでアーノンクール指揮の『皇帝ティートの慈悲』のアンニオを歌ったのが西側でのデビューだったらしい。
早くも天気は下り坂 ― 2025/06/02 14:27
九州ではもう降り始めているそうだ。明日は東京でも雨予報。今日は今のところ夏日に到達したかどうかといった気温。朝からずっと曇り空です。
鉢植えのシルクジャスミンの実。真っ赤になってきました。小指の爪ぐらいの大きさかな。
スペクトラの3番花
ちょっと薄暗い一日です。
ビデンス
ナデシコ
インカの2番花
ヴィオリーナ
バラの狂想曲は終わって、寂寥感が漂っております。
芳純(手前)とドゥフトヴォルケ(奥)
マダム・アルフレッド・キャリエールの返り咲き。
せっかくですからガランチャをもう一丁。プッチーニの『トスカ』から「歌に生き、恋に生き」。声域はメゾ・ソプラノなんで、多分実際のオペラの舞台では歌わないと思います。でも聞いてみると高音もよく出ています。主要な登場人物3人が全部死んじまうっていう、ある意味凄惨なドラマですが、「歌に生き、恋に生き」って日本語訳はどうなのかなぁ。トスカの信仰心の吐露と言ってもいいこのアリアは、実際は神への愛を歌い上げているわけで、ちょいと違和感があります。
よく降っています ― 2025/06/03 15:35
今朝7時頃の降り始めからの雨量は19ミリ。まだもうちょっと降りそうだ。気温は1日中18℃前後。
今年は雨が多くて芝生もバラも生き生きとしています。
どうやらナデシコは満開を過ぎたみたい。
トリテレイア
エリーナ・ガランチャの西側デビューだった、2003年のザルツブルク音楽祭。アーノンクール指揮のモーツァルト『皇帝ティートの慈悲』の映像がありました。第2幕冒頭のアンニオのアリア「ティートの側に戻りたまえ」。いきなり宝塚風の芝居が始まります。アンニオ(ガランチャ)は男性、セスト(ヴェッセリーナ・カサロヴァ)は本来カストラートで役どころとしては男性役。ティートがミヒャエル・シャーデ、セストの妹でアンニオの恋人セルヴィアがバーバラ・ボニーなんて面子です。この映像を見ると、ザルツブルクのフェルゼンライトシューレでやった舞台のようです。映画「サウンド・オブ・ミュージック」で、最後にエーデルワイスを歌った素人のど自慢の会場です。
この年の11月にガランチャは初台の新国立劇場で『ホフマン物語』のニコラウスを歌って日本デビュー。ニコラウスもズボン役でした。ズボン役とはいっても、実はミューズでホフマンを詩人として蘇らせたっていう、ちょっとひねった落ちがついてはいます。
ちょっと怖そうなお姐さんてのもガランチャの得意とするところ。カルメンのハバネラ「恋は野の鳥」。メトの映像。
セギディージャ(ドン・ホセはロベルト・アラーニャ)
晴れたり曇ったり ― 2025/06/04 14:59
昨日はトータルで30.5ミリ降りました。そして今朝方も5ミリほど降ったようです。一転して今日は気温がグングン上昇し、28℃を超えています。天気は晴れたり曇ったり。
朝のうちはいい天気でした。パーゴラのスペクトラ、マダム・アルフレッド・キャリエール。
ドゥフトヴォルケ
濃いピンクの芳純と薄紫のブルームーン。いずれも2番花です。
トリテレイア
ナデシコはそろそろおしまい。
オールド・ブラッシュ
百合の花開く
インカ
雨上がりの芝。照り返しとバラの茂みのコントラスが強烈です。
モーツァルト最後の年(1791年)は最後の最後まで運命に抗うかのように傑作を書き続けています。まずK.620が『魔笛』。そして魔笛のちょっとあとからK.621の『皇帝ティートの慈悲』を作曲し始めて、魔笛よりも先に完成しています。K.622がクラリネット協奏曲。クラリネットの協奏曲ではあるんですが、正確には低音が長3度下まで出せる、バセットクラリネット用の作品。晩年のモーツァルトが親しくしていたアントン・シュタドラーがこの楽器を持っていたらしい。623から625は細々としたカデンツァやらフリーメイソンのための曲があって、K.626が『レクイエム』。これらに共通するのが実はクラリネット。バセットクラリネットとバセットホルンです。最晩年のモーツァルトはなぜかクラリネットに執着してたらしい。
『皇帝ティートの慈悲』の中にも2曲ほどオブリガート・クラリネットを伴った珠玉のアリアがあります。まず第1幕の第10曲セストのアリア「愛しい人、私は行きます」。バルトリ姐ちゃんの歌、バセットクラリネットはなんとザビーネ・マイヤーが吹いています。
ガランチャの「愛しい人、私は行きます」。録音セッションのようです。
第2幕のヴィテッリアのロンド・アリア「もはや花の絆は結ばれぬ」。バセットホルンのオブリガートがついています。リセウ大劇場、ベルトラン・ド・ビリーの指揮。ヴィテッリアは懐かしいユリア・ヴァラディ。フィッシャー=ディースカウの奥方です。ソプラノにしちゃドスの利いた声が必要な難曲です。
ドピーカン ― 2025/06/05 15:41
昨日の真夜中にちょっと降ったらしいですが、今日は快晴。気温も29℃ぐらいまで上がっています。もうちょっとで真夏日。でも湿度が比較的低いので爽やかな感じがします。
ここらへんの花は、スペクトラの3番花。季節がどんどん進んでいきます。
トクサの鉢にまたナデシコが咲きました。
ドピーカン
芳純(濃いピンク)とブルームーン(薄紫)
イエロー・シンプリシティ。2番花がやっと咲きだしました。
トリテレイア
屋上の北側の一画。一番日当たりがいい場所で、ビデンスがよく咲いています。赤いマイスタージンガーのすぐ後ろに、桔梗が枝を伸ばしているんで、そろそろ咲き始めるかもしれません。
矮性のマツムシソウ。
ユリ
インカ
芝生はかなりよく仕上がっています。
オレンジ・マザーズデイの2番花。聞道、父の日なんてのも今月はあるらしい。
メゾが大活躍するオペラというと、まず1番に挙がるのがロッシーニの『セビリアの理髪師』。モーツァルトの『フィガロの結婚』の前日談です。フィガロの結婚ではソプラノの伯爵夫人は、理髪師では町娘のロジーナといってメゾの役割。これがまた超絶技巧で大向うを唸らせる活躍そ見せてくれます。
まずはバルトリ姐ちゃんの、「ウナ・ヴォーチェ・ポコ・ファ(今の歌声は)」。学生のリンドーロと名乗っている伯爵にラブレターを書いて、バルコニーから落とす場面。
ガランチャは『セビリアの理髪師』のロジーナ(フィガロの結婚の伯爵夫人)をひょっとするとレパートリーにしていないのかもしれません。でもノーベル賞授賞式ではピアノの伴奏で歌っています。
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