昨日はよく降りました ― 2025/05/18 12:03
昨日の雨量は26.5ミリ。ちょうど能楽堂に出かけていた昼の12時から3時頃が一番強い降りだったようです。今日はほぼ曇り空ですが、気温は25℃近くまで上がっています。
ナデシコがだんだん目立ってきました。
オレンジ・マザーズデイ
ストロベリー・アイスの手前の枝が昨日の雨のお陰で折れそうです。もう一度シュロ縄で手すりに引っ張ってから、かなり深く剪定しました。
剪定後
お気に入りの一画。ミニバラ、ナデシコ、ヒューケラが咲いています。
バラの季節が終わりに近づいています。
マツムシソウ
アマリリスが豪華に開いています。
パーゴラのつるバラはかなり寂しくなってきました。
トクサの鉢に咲いたナデシコ。
アンドレス・セゴビアのギターでバッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番からガヴォット。1回だけ実演を聞いたことがありますが、とにかく美音。指の都合を感じさせない弾きぶり。フレットノイズが全く無かったですねぇ。
邦楽で聴く義経伝説@国立能楽堂 ― 2025/05/17 20:45
今日(5月17日)は、雨の中千駄ヶ谷の国立能楽堂で各流派入り混じっての義経に関する音楽を聞いてきました。土曜とはいえ12痔開演てどうよ。昼間の12時に音楽を聞く態勢になるかぁ? それはともかく、北参道から国立能楽堂へ。この手の企画モノは通常だったら隼町の国立劇場の小劇場でやっていたような気がしますが、今は国立劇場のゴタゴタに巻き込まれて、企画物もさまよえるオランダ人。ともあれ久しぶりに幻冬舎の横を通って国立能楽堂に来てみたら 5月の能楽堂は在原業平生誕1200年記念と銘打って、『井筒』やら『杜若(かきつばた)』やら、なかなかおもしろそうな演目が並んでいました。杜若は歌の句の先頭に「かきつばた」を詠み込んで作った恋物語のお話。
からころもきつつなれにしつましあれば
はるばる来ぬるたびをしぞ思ふ
伊勢物語第九段「東下り」です。しかしまあ「昔男」の業平さんが生誕1200年を寿がれているとは、お釈迦様でも気がつくまい。
今日聞いたのはこんな出し物。さらに細かい解説だとこんなページもあります。
常磐津の『宗清』は牛若がまだ乳飲み子だった頃のお話。父親源義朝が戦に敗れ、常盤御前が今若、乙若、牛若を連れて必死の思いで都落ちをしようとします。平家に見つかれば男の子供は命が無い。伏見近くの小幡の関に待ち構える平宗清。関所には「松をを手折って松を助く」という清盛による高札が掲げられています。絶世の美女と言われた常盤御前はやむを得ず正体を明かしますが、宗清は一度抜いた氷の刃を収め、母子を六波羅に送ります。つまり、清盛の高札は「俺の妾になれ」という謎掛け。この緊迫した場面を情緒纏綿たる語りで聞かせてくれました。常磐津ってひょとして常盤御前から来ているの? そんなこたぁないか。実は宗清という人物、歌舞伎や文楽の『熊谷陣屋』の中では弥陀六という名前で登場して、「あの時、こなたを見逃さずば今、平家の立て籠もる鉄拐が峰、鵯越を攻め落とす大将は、あるまいもの・・。まった池殿と云い合わせ 頼朝を助けずば 平家は今に栄んものを・・・。この宗清が一生の不覚!」と嘆いています。
2曲目はお馴染み『橋弁慶』。今日は長唄で、五条大橋で牛若丸と弁慶が運命の出会いをする場面。長唄はいろいろな流派の音楽をかなり柔軟に取り入れているんですが、その中でも大薩摩節(おおざつまぶし)という曲調がこの『橋弁慶』では大活躍。この日は細棹の三味線が三丁出ていましたが、太棹の津軽三味線ばりの大立ち回りを、迫力満点の曲弾きで堪能させてくれました。演目としては能の橋弁慶をほぼ踏襲した筋立て。
後半はまず清元の『吉野山』。歌舞伎とか文楽では『道行初音旅』という『義経千本桜』の一幕になります。静御前は愛する義経と離れ離れになって、伏見稲荷から吉野山に向かいます。義経に託された「初音の鼓」を抱えていますが、この鼓はクヮンムテンノー(桓武天皇=狐語)の治世に、夫婦の狐を殺して皮を剥し鼓に設えられたもの。そしてその狐の子どもが、静御前の従者である佐藤忠信に化けて静に付き従っています。子狐といえども400歳ちかいですね。見渡せば春爛漫、一目千本の桜、まさに義経千本桜の雰囲気満点です。静と忠信の二人も手の舞い足の踏どころを知らずといったウキウキの気分。清元の浄瑠璃は、声色をいろいろ使い分けて面白い歌いまわしでした。静御前を語った人は裏声て1オクターブ高い歌声で歌っていましたねぇ。三味線もなかなか手の込んだ合いの手で面白かった。
ちなみに文楽だと吉野山の続き四の切の場面では狐が大活躍します。
さて最後の筑前琵琶ですが、これはちょっと期待外れ。というか筑前琵琶ってものがどんなものか全然知らずに聞きに行った私が悪いんですが、よく聞く平曲(平家琵琶)とか薩摩琵琶の系統の音楽とは全くの別物。なんと言ったらいいのか、まあ四畳半向きの、お座敷音楽とでも表現すればわかってもらえるかなぁ。まず琵琶の迫力がない。トレモロを使わずに単弦で爪弾いたマンドリンようなかそけき金属音。歌はちょっと艶っぽい端唄のような感じかな。これはちょっとこの日の演目中では際立って異色の音楽でした。
バラの季節もおしまい ― 2025/05/16 14:32
このところ26℃を超える日が続いています。今日は曇っていますが、ちょっと蒸し暑い陽気。バラはそろそろおしまい。
木立のバラもかなり寂しくなりました。
こちらはまだ賑わっています。
マツムシソウ
木立のバラが終わるとミニバラが咲き始めます。
ドリフトローズの薄ピンクと赤。
アプリコット・ネクター。花の形がだんだん良くなってきました。
白いアンナプルナ、赤いパレード。
パーゴラのつるバラはパレードが目立っていますが、明日雨になるって話なんで、このあとかなり切りました。
クリムゾン・グローリー
今年ラ・フランスはよく咲きました。
スペクトラの2番花が咲き始めました。1番花の花柄を切ると、すぐに咲き始めます。
ジャンゴ・ラインハルトとステファン・グラッペリの競演で J'attendrai (待ちますわ)。フランス・ホット・ジャズ五重奏団のイギリス公演のためのPVだそうだ。ジャンゴはロマ(ジプシー)でキャラバンの火事のため左手の薬指と小指は動かなくなっていて、かなり珍しい弾き方をします。グラッペリは長命(1908-1997)で、久米宏のニュース番組にも生出演していました。
だんだん暑くなってきました ― 2025/05/15 15:49
今日は27℃近くまで気温が上がって汗ばむ陽気。屋上で百姓やってるととめどなく汗が流れます。
午前中はちょっと雲が多い感じでしたが、午後からはまあまあ晴れました。
ヴィオリーナ
手前のラ・フランス、奥のパーゴラのつるバラ、ともに花数が減ってきています。
トクサの鉢から顔を出したナデシコ。
屋上ではこれからナデシコがかなり咲きます。母の日に贈るカーネーションもナデシコ科。
昨日バリカンで芝生のエッジを刈ろうとしたら、ところどころ徒長した部分があって、とてもバリカンじゃ太刀打ちできない状況になってしまい、今年初めて芝刈り機を使いました。ケンタッキーブルーグラスを蒔いていた頃は4月の上旬、下手すると3月中に芝刈り機が必要になっていたんですが、ファーレンハイト90に変えてからは、今の時期まで芝生の成長が緩やかです。
芝刈り機を通すと、芝のアンジュレーション(凸凹)が平らになったように感じます。
このあたり、ミニバラ、ナデシコ、ヒューケラなどが一緒くたになってちょっと楽しい一画になります。
ヒューケラ
矮星のマツムシソウが咲き始めました。
アマリリスが咲いた。まあ白は許せる。
インカ
ハモンドオルガンはもともとチャーチオルガンの再現を目指したものだったそうですが、あの独特な音色感でジャズやポップスでよく利用されました。ハモンド社はノバコードというアナログ・シンセサイザーもほんの数年間作ったそうだ。163本の真空管、1000個以上のコンデンサなどから構成され、重さは450キロになったという。倉庫から埃をはらって出てきたのがこの楽器。
この年にヴェラ・リンがWe'll Meet Againを始めて録音したんだそうだ。
天気は下り坂? ― 2025/05/14 16:23
これから週末にかけてゆっくりと天気は下り坂になるようだ。今日も午前中はスッキリしない天気でしたが、午後からはよく晴れています。気温は26℃超え。湿度が40%前後と爽やかです。
ドゥフトゴルト
アプリコット・ネクター。一般的に香りのバラは日持ちがしないんですが、このバラは3〜4日は持ちそうです。
ストロベリー・アイス
手前はヴィオリーナ
手前のラ・フランスはかなり花が少なくなりました。
スペインの作曲家ホセ・デ・ネブラ(1702-1768)のサルスエラからの一曲。サルスエラは日本では馴染がありませんが、スペイン語の民族オペラです。歌、踊り、芝居が渾然一体となった喜劇。ヌリア・リアルの歌で、「愛する人よさようなら」。
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