1/22 さまよえるオランダ人@新国立劇場 ― 2025/01/23 13:58
昨日(1月22日)は二国でワーグナーの『さまよえるオランダ人』を見てきました。午後にメールでオランダ人役のニキティンが降りるという知らせを受け取っていたので、まあ、やっぱりダメだったのかなと、ちょっと残念な気持ちで小屋に向かいました。初日の19日にもドタキャンしたそうで、オランダ人の衣装合わせのために20分遅れて幕が上がったとか。
ロシアの深くて艶のある声を聞きたかったんですが、代役は河野哲平という人。まあそつなくこなしたといった感じ。
タイトルロールがいなくなっちゃったわけで、どうなることかと思いましたが、まあなんとか乗り切ったといった感じでした。ダーラントの松位浩はいかにもカネに目がくらんで娘を差し出すタイプ。もみ手すり手がよく似合う役どころをうまく演じていました。ゼンタのエリザベート・ストリッドはベテランと言ってもいいのかな。いかにもスウェーデン生まれといった恵まれた体格と美貌。それに加えて周囲を圧倒するような声量でした。最初はちょっと声が出ていなかったようですが、ラストに向かって尻上がりに調子を出してきました。思わぬ拾い物がエリックのジョナサン・ストートン。この人はまだ若手のようですが、立派な声でびっくり。
毎度のことながら、二国の合唱団はすごい。圧倒的な迫力と転がりながらも歌い続ける演技もなかなかのものでございました。オケと指揮者はまあ、いてもいなくても良かったかな。存在感をわざと消していたのかもしれない。
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