厭離庵2020/11/23 09:44

厭離庵(えんりあん)は百人一首を編纂した藤原定家の小倉山荘跡にある、小さな尼寺です。


慎ましやかな門をくぐってこぢんまりとした庭を一周。


残念ながらモミジにはちょっと遅かった。



祇王寺2020/11/22 22:48

かつて清盛の寵愛を一身に受けた白拍子の祇王(21)が仏御前(17)にその座を奪われ、妹の祇女(19)母親の刀自(45)とともに出家したのが祇王寺。後に「明日は我が身」と悟った仏御前も出家し、念仏三昧の日々を送ったのがこのお寺。小さいけど宝石箱のようなお寺です。


祇王寺の参道。右手は檀林寺の塀になっています。






拝観料徴収所の屋根に生えた苔にモミジが散って、鮮やかなコントラスト。








木漏れ日が気持ちいい秋の日。と言っても、この日は25℃を超えていたかも。








まだ青いモミジもなかなか捨てがたい。



















化野念仏寺2020/11/22 11:17

化野(あだしの)は古くは清水付近の鳥辺野と並ぶ、鳥葬・風葬の地でした。要するに墓を作る財力がない一般民衆が、家族の遺体を運んできて捨てていった場所。平安時代に空海が遺体を集めて埋葬したのが寺の起源とされています。その後、法然が念仏を唱えて浄土宗の寺になったんだそうだ。




参道の石段




拝観料を払う小屋の前あたり。






苔の上の綾錦












西の河原






由来を知るとなかなか凄みのある景観です。










下りの参道



鳥居本2020/11/21 21:39

愛宕念仏寺からぶらぶら200メートルほど道なりに下ってくると、古くからの信仰の山、愛宕山(あたごやま)一の鳥居が見えてきます。鳥居本と呼ばれる地域です。




右側が鮎料理で有名な平野屋


こちらも鮎料理のつたや。山の奥に二軒並んでいます。




道路が二本並行して走っているんですが、上の一段高い通りに出てみました。


今見た茅葺きの屋根を上から見下ろすことができます。








平野屋を上から覗いたところ。




どうやら瓦フェチのお宅。


このあたり重要伝統的建造物群保存地区ということになっていて、町並み全体がよく整っています。上の方は茅葺きの農家が何軒かあり、通りを下っていくと瓦屋根の民家が多くなってきます。



愛宕念仏寺2020/11/21 21:20

18日は嵯峨野の奥の方から駅に向かって下ってみました。まずは愛宕(おたぎ)念仏寺。

嵯峨野の一番奥にあるお寺。これより先は清滝トンネルをくぐって、神護寺方面に至ります。




ものすごく歴史は古いお寺らしいんですが、ごく最近まで荒れ果てて廃寺同然だったそうです。復興してから数十年と言ったところでしょう。








素人が羅漢像を彫って奉納する習慣があり、現在では千体を超える像が境内の至るところに立っています。




二体ならんで尺八を吹いています。構えはサウスポーです。




これはボクシングのグローブをつけています。


楽しそう!