3/15 佐藤俊介 J.S.バッハ無伴奏全曲@所沢ミューズ2023/03/16 20:28

昨日は所沢で佐藤俊介のヴァイオリンを聞いてきました。曲目はバッハの無伴奏ソナタとパルティータ全曲。2018年にも所沢で無伴奏全曲を演奏したんですが、その時の演奏もさることながら、一層磨きがかかって神々しいほどの演奏でした。曲順はソナタ1番、パルティータ1番、(休憩15分)、ソナタ3番、パルティータ3番、(休憩15分)、ソナタ2番、パルティータ2番。最後の最後にシャコンヌを持ってくる趣向。

佐藤の演奏はいわば楷書の演奏。ですが、自在なテンポの揺れ、そして細やかなデュナーミク、繰り返しの時の小粋な装飾。どの瞬間も聞き手を音楽に引きずり込まずにはおかない。かと言って極度の緊張感が漂う演奏というわけでもなく、おおらかに音楽が進んで行きます。ヴァイオリン1本だけで演奏しているにも関わらず、あらゆる場面で対位法を意識させられます。あらゆる複層的なメロディーが、その展開をはっきりと聞かせてくれます。これはすごい技術。かつてシギスヴァルト・クイケンのバロック・ヴァイオリンの演奏が一世を風靡したことがありますが、それでも食い足りないものを感じた人も多かったはずです。素朴な音色、まあちょっとたどたどしい技術。そんなものとは一線を画す、古楽演奏が飛び出してきた感じがします。まずもって技術的な難しさを微塵も感じさせない、完璧なテクニック。そして艷やかな美音。パルティータでは舞曲のリズム感をしっかりと意識した演奏。ソナタでは特にフーガをいとも容易く聞かせる完璧なテクニック。クイケンの頃と比較しても仕方ないけど、でも隔世の感がありますねぇ。

佐藤俊介の無伴奏。まずはパルティータ第2番からシャコンヌ。

パルティータ第3番

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今日は21℃まで気温が上がりました。屋上の芝生をスパイクしていたら汗が止めどなく流れたのさ。




ヴェロニカが満開に近づいています。






北側の一角もかつてはヴェロニカ一色だったんですが、ハナニラが侵食してきて、ヴェロニカが追いやられています。ハナニラをなんとかできないものか。


南隣の解体現場はほぼシートで覆われました。


スノー・フレイク






アリウム・ロゼウム

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