西洋芝とバラの屋上

なるほど、中村。
だけど私はバッハが気になりました。
見たことのない映像、撮り方が面白いですね。

チェンバロを4台並べるのは結構難しいんです。モーツァルトに3台のピアノのための協奏曲がありますが、それよりももう1台多い。まずチェンバロの調律をもたせるのが難しい。弦がギター程度の張力なので、準備している間に狂っちゃいます。それからどういう方向に向けて並べるかってことですが、ピアノもチェンバロも基本的には、演奏者側じゃなくて楽器のテールの方に音が抜けてい行きます。ですから鍵盤が見える位置じゃなくて、弦が張ってある先のほうがいい音で響きます。でもこのオランダバッハ協会の録画は、本当に録画だけのセッションだったんでしょうね。鍵盤の側にちょこっとお客さんが入っていますねぇ。

楽器もフレミッシュ（フランドル）のタイプ、ドイツのタイプ、フランスのタイプといろんな楽器が並んでいますが、それぞれの音色を聞き分けるのはちょっとむずかしいですね。