川口成彦フォルテピアノ・リサイタル ― 2022/04/06 22:26
今日(6日)は紀尾井ホールでフォルテピアノの川口成彦のリサイタルを聞いてきました。1曲目にマイラ・ヘス編曲の「主よ、人の望みの喜びよ」。バッハのカンタータからピアノに編曲したものですが、この日使ったピアノが1890年製のエラール。マイラ・ヘスの生まれ年だそうです。これだけが験担ぎのような曲で、前半はグリーグの「ホルベアの時代から」、グリーグ自作の歌曲からのピアノ編曲で「君を愛す」、そしてピアノ・ソナタホ短調とグリーグばかりを並べていました。「ホルベアの時代から」はちょっと古風な舞曲を並べながら、透明な音色の味わいが独特。「君を愛す」はリストばりの超絶技巧が冴え渡っておりました。グリーグのソナタは初めて聞く曲ですが、若書きにしてはかなり充実した1曲でした。
後半はチャイコフスキーの「哀歌」に続いて、ムソルグスキーの「展覧会の絵」全曲。ステージの上でしゃべるのが好きな人みたいで、展覧会の絵の解説を10分以上聞かされました。まあそれはともかく、堂々たる演奏でした。ビドロあたりからスイッチが入ったのが明らかに聞き取れました。カタコンベの不気味さから「キエフの大門」に至る一連の流れはすごかったですねぇ。やっぱりピリオド楽器特有なんでしょうか、次第に音が鳴ってきて最後のオクターブのスケールは実に豪快でした。
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ムスカリ
マーガレット
ヴェロニカがまだ咲いています。
イフェイオン(ハナニラ)
臭いが好きじゃないんですが、やたらと増えています。
アイリスが開花
原種のチューリップ
カタクリがまだ咲いています。
オダマキ
4月3日から4日にかけて、今シーズン最大の雨量を記録しました。東京で60ミリぐらいだったかな。
今日になってもまだ芝生がしっとりと湿っています。
モミジの真っ赤な新芽。オレンジ・ドリームというイタリア帰りのイロハモミジです。
エニシダが咲き始めました。いい香りです。
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