雨上がり? ― 2021/03/06 16:44
最高気温21.5℃。最低気温10.5℃。昨夜はちょこっと雨が降りました。雨量2.5ミリ。なんかこんな、雀の涙のような、二階から目薬みないなケチな雨が続きますねぇ。
今日は天気予想では1日中曇りのはずだったんですが、なんだかんだ結構長時間お日様が顔を出して、ポカポカ陽気でした。
ミニアイリス
白いクロッカスが咲き始めました。よく見ると紫のストライプが入っています。
白いナデシコも咲いています。
斜向かいの現場では、鉄筋工が入って基礎の鉄筋を組んでいます。
ショパンを最初に評価したのは同い年のシューマンでした(ともに1810年生まれ)。「諸君、帽子を取り給え。天才だ」と自分が主催する音楽雑誌にショパンを褒めちぎる一文を掲載したことが知られています。ただ内容はというと、その当時青臭い文学青年だったシューマンらしく、まあロマンチックで自分勝手な想像に溢れた、音楽評論と言うにはかなり珍奇なものでした。もっともショパンもドイツ語はできなかったし、シューマンはフランス語はわからなかったので、互いの意思の疎通はあまりできなかったと想像されます。
そのシューマンが「エオリアン・ハープ」と名付けたのが今日の1曲。ショパンの練習曲作品25の1です。エオリアン・ハープは自然の風に共鳴する弦楽器ですが、この曲は全体を通してアルペッジョが続きます。その中からそこはかとないメロディー、あるいはモチーフが浮かび上がってきます。さらにシューマンは「この曲はエチュードというよりは詩である」と言ったとも伝わっています。
ショパン自身は門弟に「牧童が、近づいてくる暴風雨を避けて洞窟に避難している。遠くで風や雨が吹きずさんでいるが、牧童は静かに笛を取って美しい旋律を吹いている。そういうところを思い浮かべてみなさい」と語ったそうです。そんなエピソードから「牧童」あるいは「牧童の笛」とも呼ばれます。私はこの曲想はシューベルトの歌に通じるものがあると思うんですが、どうでしょう。
今日もリシッツァの演奏です。
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