毘沙門堂2020/11/21 10:45

17日はまず山科の毘沙門堂へ。蹴上からは地下鉄で2駅。『忠臣蔵』の九段目、「山科閑居」で大星由良之助(大石内蔵助)が1年余隠棲したと伝わる場所です。江戸時代からすでに大石が暮らした住居跡は名所となっていたそうです。京都中心部からはちょっと郊外といったところでしょうか。今でも閑静な住宅街のようです。

山科の駅からダラダラとした坂道を20分ぐらい登っていきます。




最後にトドメの石段が待ち構えていました。


散り紅葉が名物らしく、石段の両脇のスロープは歩かないでくれって札が出ていました。











清水寺2020/11/21 11:33

山科の毘沙門堂を出て、さてどこに向かおうかと考えて、清水に行くことにしました。実はこの日、長楽館のアフタヌーンティーを予約してあったので、まあ、近くだし時間つぶしにちょうどいいかなって感じです。山科からタクシーに乗ったら、なんと三条通を北上、神宮道、新門、東大路通の経路で清水に連れてってくれました。わかってりゃ地下鉄で蹴上まで戻ってくるよねぇ。清水坂を上まで上がってくれたから、まあ、いいか。


モダンな狛犬


両方とも阿形です。


毎度おなじみ


紅葉が始まりかけています。


子安の塔を望む。


500年の間に鴨川の畔から清水の本堂脇まで、祀られる場所を転々と移動しながら、徐々に山を上ってきたので、出世大黒天。


本堂から奥の院を望む。


奥の院から本堂を見たところ。この数年檜皮葺の屋根を葺き替えていましたが、やっと完成して、足場をバラしたところです。リニューアルした屋根がスッキリしています。でもまだ肝心の舞台の床を工事しているようです。


秋です。








清水のモミジは幽玄という言葉がピッタリ。狭い谷間ですが底しれぬ奥行きが感じられます。




子安の塔から本堂を望む。










高台寺近くから八坂の塔

愛宕念仏寺2020/11/21 21:20

18日は嵯峨野の奥の方から駅に向かって下ってみました。まずは愛宕(おたぎ)念仏寺。

嵯峨野の一番奥にあるお寺。これより先は清滝トンネルをくぐって、神護寺方面に至ります。




ものすごく歴史は古いお寺らしいんですが、ごく最近まで荒れ果てて廃寺同然だったそうです。復興してから数十年と言ったところでしょう。








素人が羅漢像を彫って奉納する習慣があり、現在では千体を超える像が境内の至るところに立っています。




二体ならんで尺八を吹いています。構えはサウスポーです。




これはボクシングのグローブをつけています。


楽しそう!



鳥居本2020/11/21 21:39

愛宕念仏寺からぶらぶら200メートルほど道なりに下ってくると、古くからの信仰の山、愛宕山(あたごやま)一の鳥居が見えてきます。鳥居本と呼ばれる地域です。




右側が鮎料理で有名な平野屋


こちらも鮎料理のつたや。山の奥に二軒並んでいます。




道路が二本並行して走っているんですが、上の一段高い通りに出てみました。


今見た茅葺きの屋根を上から見下ろすことができます。








平野屋を上から覗いたところ。




どうやら瓦フェチのお宅。


このあたり重要伝統的建造物群保存地区ということになっていて、町並み全体がよく整っています。上の方は茅葺きの農家が何軒かあり、通りを下っていくと瓦屋根の民家が多くなってきます。