冬の空2020/02/01 10:43

長雨が続いたあと、春の陽気がやってきて、昨日あたりからやっと冬の天気が戻ってきました。快晴です。


深い紺色の空


芝生の黄化は一段落したみたいです。





風が弱いのでレディ・ヒリンドンがきれいに咲いています。例年だと花びらが擦れてチリチリになっちゃうんですが。




クロッカスが一輪咲いていました。2月1日、例年通りです。


オールド・ブラッシュ


マーガレットのつぼみが膨らんできました。


楽園。これは開くかなあ?



アンドレアス・オッテンザマーのクラリネットで、アーティー・ショウのクラリネット協奏曲。アンドレアスはウィーンフィル出身で、現在はベルリンフィルのクラリネット奏者。お兄さんのダニエルはウィーンフィルの首席。最近なくなったオヤジさんもウィーンフィルの首席というクラリネット一族。

ロト指揮の都響でラモーの『優雅なインドの国々』、ルベル『四大元素』、ラヴェル『ダフニスとクロエ』(全曲)2020/02/02 21:33

今日(2月2日)はサントリーで都響を聞いてきました。指揮はグザヴィエ・ロト、曲目は掲題の通り。モダンのオケでラモーとかルベルというとちょっと抵抗がある人が多いんじゃないでしょうか。はっきり言うとこれは現代のオケのレパートリーじゃない。でもピリオド楽器の演奏でもなく、モダンのまったりとした演奏でもなく、モダンの楽器を弾きながらも指揮者の技量で面白く聞かせられるとすれば、まあたまにはこんなのもありかなといったところでしょうか。バッハ以前の音楽をモダンでやるってことについては、あくまでも指揮者の技量次第ということになります。ラモーの『優雅なインドの国々』はフランスバロック特有のスキゾなストーリーに、「優雅」な音楽がついた逸品。ロトの演奏は打ち物、つまり舞踏のリズムを強調した演奏。時に弦の響きを圧倒するパーカツの響きがホールを揺るがします。人数を絞った弦楽器は時にリズムセクションに圧倒される瞬間もありますが、それでもそこには典雅なおフランスの音楽が息づいています。

2曲目のルベルは冒頭の不協和音が何かと話題になる一曲。でもこれもモダンのオケのレパートリーとは言い難い。一瞬ウルトラ・モダンかと見せかけて、実はかなり保守的な舞曲の寄せ集め。これは都響の木管セクションが超絶的な名人芸を披露。楽しい音楽をやっていました。オーボエ、ファゴット、そして最後はヴァイオリンも起立して楽しげに歌い上げていました。

後半がラヴェルの『ダフニスとクロエ』全曲。フォーキンが振り付けたバレエの舞踏譜は残っていないんだそうで、私もバレエは見たことがありません。日本のオケでは組曲版の演奏が多いんじゃないかなと思いますが、今日は全曲版が演奏されました。それぞれ15分ずつぐらいの2つの組曲では舞台の様子は知る由もないんですが、この全曲版だとバレエの様子が何となく想像できます。たとえばダフニスの恋敵ドルコンの「グロテスクな踊り」と「ダフニスの軽快で優雅な踊り」のくっきりとした対比、「海賊の来襲」から「夜想曲」、「ニンフたちのゆったりとした神秘的な踊り」等々、見たことはないけど音楽がインスピレーションとなって頭の中で踊りの世界を想像できるような気がします。第2部冒頭のア・カペラ合唱による「間奏曲」は美しかったですねぇ。牧羊神が海賊たちを駆逐し、第3部のまたまた牧歌的世界が戻ってきます。まあ最後はめでたしメデタシでにぎやかに終わるんですが、ロトの求心力というのか、集中力というのか、音楽の中に没入していく力がすごかったですねぇ。日本ではオーケストラ曲というよりも賑やかなブラスバンドの曲ってイメージが強くて、コンクールで高校生が名人芸を聞かせるための曲のようになっていますが、オリジナルの演奏でこそ曲とバレエの本当のよさがわかるんじゃないでしょうか。日曜の演奏会ということで空席が目立ちましたが、最後は客席もかなり沸いていました。


サイモン・ラトル指揮のベルリンフィルで『ダフニスとクロエ』第2組曲

2020/02/07 17:32

今日は寒いですねぇ。最低気温-1.7℃、最高気温7.1℃。数日ちょっと暖かなところに出かけていたんで、東京に戻ってくると寒さが身にしみます。


日の出


ヤコブの梯子


下田からバスで20分ぐらい。日野と書いて「ひんの」と読みます。石廊崎方面と下賀茂方面の分かれ道のあたりに、一面の菜の花畑があります。今年は1月には満開を迎えてしまったそうですが、その中にちょっと異質なのが。そう、ヒマワリです。このあたり春は菜の花畑、夏はヒマワリ畑になるんだそうで、こぼれ種が発芽して育っちゃったらしい。


一面の菜の花




下賀茂の桜は7分咲きぐらいでした。見た目はかなり豪華ですが、蕾がまだまだたくさんあります。


桜といえばメジロさん。「眼飛ばしやがったな」、なんか睨まれているみたい。

無心に花の蜜を吸っているヤツも。


青野川の岸辺に桜は植わっています。桜は河津が有名ですが、あちらはそろそろ寿命が近づいているようで、イマイチ元気がないんですが、こちらは若い木が多くて、しかもゆったりと植えられているので勢いが段違い。



土手には菜の花やら水仙やら、春の花も咲いていました。














間隔を空けてかなりゆったりと植えられています。





何年か前にも出あったことがある道の駅の猫さん。ステキな面構えです。


ここら辺が下賀茂温泉の中心あたりなんですが、取り立てて温泉街があるわけでもなく、旅館がぽつりぽつりと点在している感じです。花見の客も数えるほど。



ここら辺りが一番混雑しているところ。





カヌーがゆっくりと下っていきました。ワンコが2匹乗っています。








下田に戻って寝姿山の上から港を見下ろしていたら、何やら物騒な船がやってきました。

河津桜2020/02/08 16:23

昨日はかなり寒かったけど、今日は12.9℃まで上がって、日差しもたっぷり、いい陽気です。最低気温は1.9℃。こちらはまだまだ寒い! 天気の予想では明日がかなり寒く、その後日に日に暖かくなるんだそうだ。



ヒヨドリ。メジロに比べるとかなり図体がでかいんで、1羽やって来るとメジロが群を成して逃げてしまいます。声もでかいですねぇ。


神戸の福原で清盛の法要を営んでいた平家一族。そこへまさかまさか、一の谷裏の断崖絶壁を馬で駆け降りてきたのが義経。世に伝わる「鵯越の逆落とし」。北アルプス穂高岳の飛騨側の絶壁、滝谷は猟師のおっさんでも「鳥も通わねぇずら」と言うそうですが、神戸の鵯越は一応鳥は通ったんでしょうね。

ヒナのころから飼っていると、人によくなつくらしい。平安時代には貴族の愛玩動物だったんだとか。


天城方面に向かう街道沿いで日向ぼっこをしていた猫さん。


まるで雑草のようにアロエの花が咲いています。


河津って地名はかなり古いんだと思います。平安時代末期の豪族河津三郎祐泰は、領地争いの揚げ句工藤祐経に殺害されます。河津さんは相撲の決まり手「河津掛け」のオリジンとなった人物だそうです。相撲で負けた俣野五郎というのが逆恨みして殺しちまったということになっていますが、工藤が裏で糸を引いていたというのが、お話しとして面白くするる仕掛け。この殺された河津さんには二人のセガレがいて、曽我十郎祐成と曽我五郎時致。兄が十郎、弟が五郎で、おっ母さんが二人を連れて再婚し曽我姓を名乗ったってことになっています。その後苦節17年、二人はやっとの思いで父っつぁんの仇を討つんですが、その間の苦労話が長げぇこと長げぇこと。歌舞伎の演目の半分は曽我物じゃないかってくらい、いろんな出し物があります。有名どころだと『助六』なんてのも曽我物。『外郎売』も曽我物。


河津桜の原木。今から60年以上前に河津川の辺にあったのを、発見者が掘り上げて自分の家の庭に植えたもの。すべての河津桜はこの木を原木として接ぎ木で苗が作られています。桜としてはほぼ寿命に近いらしい。来るたびに勢いがなくなっていくのを感じます。



マーガレットが満開

紅梅が咲いていました。ん? ボケかな。


河津のメジロさん























寒さの底2020/02/11 15:06

最低気温が氷点下まで下がったのは1日だけでしたが、それでもこのところ寒い日が続いています。でもどうやらこの寒さも底を打ったようで、明日の最高気温は14℃、14日は17℃なんて予想が出ています。


今日も快晴です。


このところの寒さで、芝生もかなり黄色くなってます。


春の花が少し増えてきました。




オールド・ブラッシュの花はちょっと色が褪せてきました。


クロッカスの花が増えてきました。


マリーゴールド。株の大きさから見て、暖かい日が続いたので真冬に芽を出しちゃったみたいです。


楽園。蕾がかなり膨らんできました。


ブルー・デイジー






レディ・ヒリンドン


パレード


つるばらの芽が展開し始めています。






最近何かとコマーシャルで流れてくるやつ。懐かしいジョージ・ルイスで。ディキシーランドジャズの人はアルバート式をよく使ったそうですねぇ。リングキーがついた指穴が少ないんで、ポルタメントやグリッサンドが滑らかに出るようです。

日本では『リンゴの木の下で』って題名でディック・ミネが歌ったのが最初だそうです。原曲は亡くなった恋人の思い出、つまりリンゴの木の下にあるのは彼女のお墓ということなんですが、訳詩では完全に恋の歌になっています。