恵みの雨2019/02/01 15:21

昨日は最低気温2.1℃、最高気温10.7℃。夜になって本当に久々に雨が降りました。雨量12.5ミリ。屋上の草花ももちろんのこと、玄関先の植え込みや生垣もしっとりと濡れてまさに恵みの雨。しかも夜になっても気温が10℃近くあったので雪の気配はなし。いいお湿りでした。今日は一転して寒い。最低気温1.8℃、最高気温8℃。しかも北風がビュービュー吹いています。


ドピーカン



ストロベリー・アイス

ノースポール

ヴィオリーナの蕾。たぶん開かないと思います。

スミレ

クロッカスは例年2月1日が開花日なんですが、今年はまだ花芽が見えませんねぇ。


芝生がかなり色褪せています。







アンサンブル・ディアーロギのロレンツォ・コッポラ、ピエール=アントワーヌ・トレンブレイとクリスティーナ・エスクラペスの演奏で、メンデルスゾーンの6つ前奏曲とフーガ第4番から前奏曲。ピアノは19世紀末のエラールだそうです。

ニコラス・コロン指揮 都響 @東京芸術劇場2019/02/03 16:03

昨日(2月2日)は池袋の芸術劇場で都響を聞いてきました。指揮はニコラス・コロンという人。ロンドン生まれの新人らしい。ストラヴィンスキーの『火の鳥』はそこそこ聞かせてくれました。1945年版は多少こぢんまりとした編成ですが、すっきりと見通しのいい組曲になっています。ストラヴィンスキーの偉大さを感じた次第。最初にやはりストラヴィンスキーの『プルチネッラ』が演奏されましたが、これはオケのコントロールがまるで効いていない。管楽器の小粋なソロなんか弦の響きに埋もれて全く面白くないバランスの悪すぎる演奏。2番目にキット・アームストロングというピアノ弾きが出てきてハイドンのHob,XVIII:11のコンチェルトを弾きましたが、これも噴飯物ですねぇ。F1レースのようにひたすらスピードを追求する演奏。音楽のニュアンスもなければピアノの音色にもまるで配慮しない、ひたすら突き進む演奏って聞いていると恐ろしく退屈。こういうのは勘弁してくれ〜。


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昨日の最高気温13.6℃、節分の今日も13.6℃。春が来たのかな?

今日もドピーカン





春の花壇。中央の球根の芽はおそらくスノー・フレイク。その右はマーガレットの苗。葉っぱが黄色くなっているのはオダマキ。

ノースポール


ナデシコ



スミレ

オレンジ・マザーズデイ

ヴィオリーナ。数日前に咲きそうもないって書いてしまいましたが、何となく開きそうな雰囲気がしてきました。

生協のカタログに載っていたので、匂いスミレというのを2株買って、小さな鉢に植えてみました。

八重咲きのようです。肝心の匂いは・・・よくわかんない。

ストロベリー・アイス

最高気温19℃2019/02/04 16:30

5メートル近い北風が吹いている割には気温がグングン上がって最高気温19℃。すっかり春の気配?

アリスター・ステラ・グレイ

オレンジ・マザーズデイ




本日もピーカンでございます。



春の花壇?

まだクロッカスが一つも咲いていません。


イエロー・シンプリシティ

レディ・ヒリンドン



サハラ

ストロベリー・アイス




一昨日のお口直し。ハイドンのピアノコンチェルトHb.XVIII:11から第3楽章。ハンガリー・ロンドと呼ばれる楽章、シュタイアーのフォルテピアノです。

ワーグナー:『タンホイザー』 @新国立劇場2019/02/07 15:55

昨日(2月6日)は二国で『タンホイザー』を見てきました。久しぶりの上演です。プルミエが2007年、2回目が2013年だったそうです。両方とも見ているんですが、あまり印象には残っていませんねぇ。一つには作品そのものの密度が薄いというのか、後の楽劇に比べるとワグナー特有の音楽的な酩酊感が希薄で、雄大な音楽に身を委ねることができない。ストーリーとしてもあまりにご都合主義的。要するに聞き手が共感する要素が少ないせいかもしれません。演出もしみじみ語り合いたいと思うようなものじゃない。従って物語の内容には踏み込まずに、当日の印象だけ述べることにします。

スタッフ&キャスト、舞台映像などはここ。舞台写真はこちら。まず序曲から。ものが詰まって苦しそうな音色のホルンが聞こえてきます。一体どうしたんだろう。東京交響楽団てこんな下手くそだったかなぁ? バッカナールの踊り。なんかラジオ体操みたいだ。ヴェーヌスはかなり豊満な体型。それよりも肝心のタンホイザーが丸っこい体型で、なんかステージの上で転がっているような印象。声はまあまあだ。人間界に戻ってきたシーン。牧童の歌声とコーラングレの響き、そして巡礼の合唱は美しかった。幕切れのミンネゼンガーたちのアンサンブルあたりからみなさん声が出てきたみたい。

第2幕のエリーザベトは圧巻。冒頭のアリアに続いてタンホイザーとのデュエットも素晴らしかったですねぇ。タンホイザーを喰ってしまっていました。歌合戦を告げる合唱はさすが二国合唱団といったところ。タンホイザーも歌合戦のあたりからやっと調子が出てきたみたい。この人スロースターターなのかなぁ。

第2幕の歌合戦ではちょっと変な歌い方だなと思っていたヴォルフラムですが、「夕星の歌」はお見事。その前のエリーザベトの祈りの部分も清らかで美しい歌声でした。タンホイザーの「ローマ語り」はなかなか聴き応えありました。

指揮者の問題なのかオケの問題なのか、音楽的にはあまり雄大な盛り上がりは感じられなかったですが、エリーザベトのリエネ・キンチャは今回の公演でピカイチの歌い手だったと思います。ステージの立ち姿もなかなか決まっていました。


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昨日は最高気温8℃。昼過ぎまでシトシト雨が降って肌寒い天気でしたが、夕方二国に向かう頃から薄日が差してきました。雨量は13ミリ。この程度降ってくれるとありがたい。今日は一転して今のところ最高気温16.2℃。ひょっとするとこれからまだ上がりそうな気配もあります。

午前中は曇っていましたが、屋上は水をたっぷり吸い込んで、草木は気持ちよさそう。芝生も心持ち緑が戻ってきたような気もします。



レディ・ヒリンドン



ツツジの狂い咲き。蕾も含めて5〜6輪咲こうとしています。

ヴィオリーナ。ゆっくりと開いてきました。

イエロー・シンプリシティ


春は名のみの2019/02/09 13:07

2月に入ってからの最高気温の変動。
1日   8,3℃
2日 12,6℃
3日 13.4℃ ←春分の日
4日 19.4℃ ←立春
5日   8.8℃
6日   7.7℃
7日 16.5℃
8日 10.6℃

月初めは順調に春の兆しが読み取れたんですが、それ以降なんか変だ。7日に16.5℃まで上がったものの、昨日はかろうじて10℃、今日は正午で0.1℃。


今年はクロッカスの花がまだ咲いていません。平年より10日以上遅くなりそうです。

ようやくちょこっと蕾らしきものが見えてきました。



チューリップの球根も芽を出しています。


19℃とか16℃まで上がると芝生も若干成長を始めます。ボーダーのレンガが暖められ、その輻射熱によってボーダー付近の芝生から成長を開始します。






ここは秋の補修で最後に生えそろったあたりなんで、今青く見えるのはあまり参考になりません。

このまま春になるかと思いきや、今日はこれだ。



とんでもない話です。

芝生はうっすら雪化粧。というか落ちかけてまだらになった化粧みたいです。


さすがに土の上は白さが違います。




と言うわけで中田章作曲の『早春賦』。中田章は『夏の思い出』、『雪の降るまちを』、『めだかの学校』、『ちいさい秋みつけた』など童謡・歌曲を数多く作曲した中田喜直のおとっつぁん。親子で芸大教授でした。

この曲とよく並べて語られるのがモーツァルトの『春への憧れ(Sehnsucht nach dem Frühling)』K596 バーバラ・ボニーの歌です。

モーツァルトはこの曲をピアノコンチェルトにも仕立てました。モーツァルト最後のピアノコンチェルト第27番K595の第3楽章。ここのロンド主題が「春への憧れ」です。ピアノはマレイ・ペライア。ケッヘル番号の最後は626ですので、最晩年の一曲となります。

これ以降の作品は有名なオペラ『魔笛』と『皇帝ティートの慈悲』、モテット『アヴェ・ヴェルム・コルプス』、クラリネット協奏曲、そして『レクイエム』などがありますが、ちょっと異色なのがグラスハーモニカのための作品。まず、K617の「フルート、オーボエ、ヴィオラ、チェロとグラスハーモニカのためのアダージョとロンド」。水を入れたワイングラスをたくさん並べて、グラスの縁を指で擦って音を出す方式。

音声だけですが、グラスを擦る音がきれいな全曲版。名人ブルーノ・ホフマンのグラスハーモニカ、フルートのニコレ、オーボエのホリガーなんかが入っています。

K617にはもう一曲K356(K617a)というグラスハーモニカのための作品があります。実はこちらの方がちょっと有名かも。キルヒゲスナーというグラスハーモニカの女流名人のためにK617のアダージョとロンドは書かれたんですが、彼女の演奏会用に作ったアンコールがこのK617aだと伝わっています。次の演奏はベンジャミン・フランクリンが発明したとされる回転するガラスの円盤を指で擦る方式。