そうだ京都 行こう ― 2015/06/04 20:55
JRの回し者というわけじゃないんですが、思い立って京都に行ってきました。観光で京都って何十年ぶりでしょう。いやあ暑かった。西洋人・東洋人問わず外人が多かった。修学旅行もすごいねぇ。6月だってのに修学旅行の団体列車が出てたりして。それからトイレがものすごくきれい。どこ行っても、お寺の公衆トイレがすべてウォシュレット完備って、ちょっとすごいんじゃないか。
まずこちら
サツキが見頃でした。
外国人観光客が5割以上かな。円安が効いているんですねぇ。
新緑の候
アサーッ!
ヲジサンのアンコール。モートン・グールドの『ブギウギ・エチュード』。
そうだ京都、行こう2 ― 2015/06/05 14:26
銀閣を出て門前町を歩いていたら・・・
鍾馗様。中国の伝説では(一応)学問の神様ってことになっていますが、ここらへんでは無病息災・家内安全のお守りだそうな。
門前町を通り過ぎて川沿いに左折。琵琶湖疎水の分流だそうです。
通称「哲学の道」
疎水の東側は基本的に山なんですが、所々に家が建っていて、一家に一本橋が架かっています。
京都の市電が廃止されたときに、敷石をここに持ってきたんだそうだ。
けっこうでかい鯉
哲学の道と言えば彼ら。
ハイデルベルクの本家「哲学の道」
こちらはネッカー川右岸の丘の中腹に沿った道。アルテ・ブリュッケから大学がある旧市街、その向こうの古城が一望できます。
ハイデルベルクで恋をした、あの二十歳の夏の宵
今日はウィーンの歌姫エファ・リントです。
もう一つ。アンドレ・リューとミルシア・ラウワース
おまけでハイノ
そうだ京都、行こう3 ― 2015/06/06 15:30
迷ったら、私は秋のガイドブックを開きます。紅葉の名所はすなわち、新緑の名所ですから。これ、初夏の旅のこつとも言えましょう。あ、裏技教えちゃった。
というわけで、新緑の「モミジの永観堂」
北から下ってきて、哲学の道が終わったあたりなんですが、今の時期人が少ない寺院です。
東山の斜面に沿って、古い温泉宿みたいに建物が作られています。やたらと階段や回廊が多くて、上下も左右も奥行きが深い寺院。バリアフリーということなんでしょうか、現在では所々にエレベーターが設置されています。
モミジの驚異的な枝振り
モミジの名所
新緑が眩しいぞ
秋の永観堂。カメラアングルを上向きにしていますが、どうしても写り込んでしまう、人、人、人。カメラマンの苦労が忍ばれます。
そうだ京都、行こう4 ― 2015/06/06 16:49
「絶景かな、絶景かな」、歌舞伎『楼門五三桐』の「山門」の場面での石川五右衛門のセリフ。これに続いて、蘇軾の七言絶句「春夜」の第一句「春宵一刻値千金」をもじって、「春の眺めは値千金とは、小せぇ、小せぇ」と続きます。ゴエモンとヒデヨシの運命的な出会いの場面。
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春夜 蘇軾
春宵一刻値千金 しゅんしょう いっこく あたい せんきん
花有清香月有陰 はなに せいこう あり つきに かげ あり
歌管楼台声細細 かかん ろうだい こえ さいさい
鞦韆院落夜沈沈 しゅうせん いんらく よる ちんちん
四句目は、「院落(中庭)の鞦韆(ブランコ)に乗る乙女の姿もなく、夜が沈沈(=深々)と更けていく」。ブランコってのは女の遊び。なんか色っぽい雰囲気の小道具です。
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細棹の曲弾きが面白い大薩摩が終わると、文字通り幕が切って落とされます(4分35秒あたり)。山門の上でキセルをくゆらすゴエモン。そして例のセリフが続きます。ちなみに地元が舞台の芝居なのに、南座で初めて上演されたのは確か、平成になってからだったそうですねぇ。
* 「楼門五三桐」
ここがゴエモンの立ち位置。真っ正面に見える建物はホテルオークラ。左端にちょこっと写っているのがウェスティン都ホテル。ここでも眼下の参道は、市電が廃止されたときの敷石で舗装したらしい。
ぐるっと一回りしてみます。
立派な柱
小さな寺院がいくつもあって、それぞれにきれいな庭を持っています。
香炉を支えるかわいい奴
突然ですが、南禅寺といえばこれ。
琵琶湖から水を引き込んだ水路閣。この水は哲学の道に流れ込んでいるみたいです。
この裏に日本初の発電所があります(1891年完成)。
水路閣上部
南禅寺の中の水路。きれいな水です。
蹴上インクライン。下りは左端の水路を下って、上りは舟を台車に乗せて右の線路の上を引っ張り上げたらしいです。もちろん電力で。
水路とインクライン。一番奥が船だまり。
インクラインのちょっと先、朝がゆで有名な料亭の近くで見つけたキンキラキンの鍾馗様。
そうだ京都、行こう5 ― 2015/06/07 18:58
巨木
サツキ
知恩院も立派な山門があります。
おおぉっ
元気だなあ
チェルカスキーが弾く、ショパンのバラード第1番
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