モーツァルトのクインテット ― 2012/08/01 16:42
本日の最高気温33.6℃。かなりましな感じ。家の中はほぼ28℃ぐらいなんですが、トイレだけは冷房の冷気が回らないせいか、昨日までは30.8℃とかなんとかすごい温度でした。今日はジャスト30℃。
パパメイアン
フレグラント・アプリコット
満開になっています。
クリムゾン・グローリー
だらだらとず〜っと咲いています。
アプリコーラ
コルデス・ペルフェクタ。満開。
インカ
アリスター・ステラ・グレイ
今日はモーツァルトのクラリネット五重奏。演奏はグッドマンとブダペスト弦楽四重奏団。1938年4月の録音ですから、あのスキャンダラスなカーネギー・ホール公演の3ヶ月後。ブダペストSQは20世紀を代表するカルテット。最初はもちろんブダペストのオペラの団員が結成したグループですが、面子の出入りが激しくて、1938年にアメリカに流れ着いた時には、全員ロシア人になっていました。
What is one Russian? An anarchist.
Two Russians? A chess match.
Three Russians? A Communist cell.
Four Russians? The Budapest String Quartet.
(ハイフェッツのジョーク)
その時のメンバーは、ヴァイオリンがヨーゼフ・ロイスマンとアレクサンダー・シュナイダー、ヴィオラがボリス・クロイト、チェロがミーシャ・シュナイダー。私生活では4人は常に別行動で、1st. Vn. のロイスマンとチェロのシュナイダーがファースト・ネームで呼び合うまでに22年かかったとか。2nd. のアレクサンダーは死ぬまでそんな失礼なことはできなかったとか。ベタベタしない生き方が、長続きの秘訣だったのかも。
ジャック・ティボーやミーシャ・エルマンに代表されるような甘ったるくてロマンティックな泣かせ節には見向きもせず、Neue Sachlichkeit
と言われるほど虚飾を排したドライな演奏から、音楽の本質を浮かび上がらせるスタイルが特徴。これは後のアルバン・ベルクSQなんかにも多少通じるものなんじゃないかなぁ。ベニー・グッドマンの音色ともよく合っています。全曲が一つのファイルになっていますが、投稿者の解説にインデックスが入っています。
カップリングされているシューベルトの『鱒』は、多分同郷のよしみというやつで、ジョージ・セルがピアノを弾いていたと思う。でもひょっとしたらホロショフスキーだったかも…
プーランクのソナタ ― 2012/08/02 21:00
今日は暑かった。観測データと実感とは必ずしも比例する物じゃないっていう、その典型のような暑さ。最高気温は15時3分に35.8℃。夕方の5時を回って、そろそろ涼しくなるかなって思ったんですが、屋上は熱風が吹きすさんでおりました。
バイオリーナ
チャイナ・ドール
強烈な西日が当たって、ちょっと変な色。
楽園
コルデス・ペルフェクタ
サルスベリは屋上の西の端に植わっていて、西日をもろに受けています。
アプリコーラ
ピンク・ピース
オールド・ブラッシュ
20世紀の名曲プーランクのクラリネット・ソナタは、1963年にベニー・グッドマンのクラリネット、レナード・バーンスタインのピアノで初演されました。場所はカーネギー・ホール。第1楽章しか残っていませんが、なかなか切れ味鋭い演奏です。グッドマンの晩年リチャード・ストルツマンが訪ねていって、この曲の初演のことを聞いたそうですが、本人はすっかり忘れちゃっていたそうです。
プーランクのコンセール ― 2012/08/03 22:27
本日の最高気温13時1分に35.4℃。ちょうどこの時刻に外を歩いていたら、アスファルトから熱風が噴き上がってきた。
フレグラント・アプリコット
パパメイアン
イエロー・シンプリシティ
クリムゾン・グローリーはびっくりするほど、咲き続けています。
でも、この先バラはしばらく途絶えるので、こっちの皆さんにも頑張ってもらわないと。
サルスベリはこれからが盛り。
プーランクというととにかくきれいな曲をたくさん書いた作曲家。その中では『田園のコンセール』が好き。昔懐かしいプレイエルの巨大クラヴサンとジョルジュ・プレートル指揮のパリ音楽院管弦楽団の演奏。鼻からコーヒーを吹かないで下さい。これが本来のプレイエルの音色。日本には2台だけ持ち込まれて、1台はちょっと改造されて世田谷の音楽迎賓館に実在します。もう1台は磐田の日本ベーゼンドルファーの社長さんの家にあったと言われていますが、今はどうなったんでしょう。ベーゼン自体ヤマハに買収されちゃったし…
第2楽章
第3楽章、プーランクらしい上品なユーモアが楽しい楽章です。
プーランクの六重奏 ― 2012/08/04 15:41
今日は久々にどんよりとした空模様。時々霧雨が降っています。気温は12時43分に33℃になりましたが、現在は28℃を下回っています。
マリーゴールドがはびこりすぎて、マツバボタンがちょっとかわいそう
。
ピンク・ピース
パパメイアン
フレグラント・アプリコット
楽園
いやあ、よかったですねぇ、ナデシコ・ジャパン。エースのマルタを始め、ブラジルの監督まで「不公平だ」とか「正義じゃない」とか、「勝利に値するのは我々だ」とか口々に叫んでいるみたいですが、相手がなんで負けたのかわからない、終わったら負けていたっていうような勝ち方は気持ちいいですねぇ。もともとフィギュア・スケートとか体操とかシンクロといった採点競技には胡散臭さがつきもので、イマイチ見る気になれないんですが(柔道もそういう競技の一つになったみたいですねぇ)、佐々木監督が記者会見で「サッカーは採点競技じゃありませんからね」とさりげなく
釘を刺していたのが印象的でした。特にブラジルみたいに体力でゴリゴリ押してくる相手をいなしながら、速攻で得点するっていうパターンは、ナデシコの持ち味とはかけ離れたものですが、えっ、こんなこともできるんだって、テレビの前で感嘆しきり。ひたすらボールを追っかけ回していたワールドカップの当時から一皮むけて、大人の試合運びができるようになってきました。
グループステージの戦い方を見ても、今回のナデシコはものすごくクレバーな頭脳的サッカーをやってますね。体力でごり押しのサッカーに対して、頭を使った冷静な試合運びは、見ていて本当に面白い。次はいよいよ聖地ウェンブリー。男子は今晩オールド・トラッフォード(Theatre of Dreams)。今回のオリンピックはすごいね。
ナデシコのノリオ監督の記者会見の最後の部分
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「日本は守備しかしていなかった」というブラジル監督のコメントについて
聞かれた佐々木監督は、力強くこう言い切った。
「たしかに、ブラジルは想像していた以上に素晴らしいチームでした。
サッカーがジャッジの判定で決まる競技ならブラジルの勝ちだったかもしれない。
しかしオリンピックのこの段階ではどんなことでも起こりうる。
きょうは、最後の最後まで勝とうという気持ちでまさったチームが勝った。
われわれこそウェンブリー(準決勝の会場)に行くべきチームだったと、僕は思います」
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こういう会見は気持ちいいだろうなぁ!
というわけで、またもやプーランク。今日は木管五重奏にピアノが入った六重奏曲。
第1楽章
第2楽章と第3楽章
もう一度『田園のコンセール』 ― 2012/08/05 14:48
まだこれから暑くなるかも知れませんが、午後1時10分に35.3℃。芝刈りをしなくちゃとか、バラを消毒しなくちゃとか、やることは色々あるんですが、今のところ外に出る気力が出ません。
夏の最後のバラたち
開いて1日で花びらがチリチリに焼けて、黒っぽくなってしまいます。
『田園のコンセール』をもう一度。ロベール・ヴェイロン・ラクロワのソロ。バックはジャン・マルティノン指揮のパリ音楽院管弦楽団か、1970年ですからフランス国立放送のオケかな?
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